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SIP北陸では、金沢工業大学、金沢大学、富山県立大学、福井大学の46歳以下の若手教員が連携して市町村の道路橋のメンテナンスの合理化に対して技術的支援を図る取組みを今年度から推進しています。
*SIP(エスアイピー):内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム」のこと
この活動の一環として、北陸4県の市町村に向けた技術展示会を11月6日(月)に開催します。当日は10時から12時まで、金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館1階パフォーミングスタジオで、また15時から17時まで富山市民プラザ アトリウム(富山市大手町6番14号)で実施します。
[当展示会の開催意義]
現代、日本全国で、道路橋の老朽化が問題となっています。特に北陸地方は、季節風や凍結防止剤散布により塩害の進行が速く、またアルカリシリカ反応と呼ばれる劣化により、コンクリートにひび割れが生じやすいという問題があります。
住民の安全と安心な生活を継続するために、各市町村が劣化対策に取り組み始めようとしていますが、道路橋のメンテナンスは土木技術に加えて、ロボットやビッグデータ処理など、分野を超えた連携が不可欠となっているため、市町村の道路管理技術者が自ら学んでいくには限界があるという課題も指摘されています。
こうした背景から、金沢工業大学、金沢大学、富山県立大学、福井大学の46歳以下の若手教員が連携し、市町村の道路橋のメンテナンスの合理化に対して技術的支援を図る取組みを今年度から推進しています。
◆SIP北陸が主催する北陸4県の市町村に向けた技術展示会
1.目的
北陸4県の市町村や県および国土交通省の道路管理者に向けて、道路橋の維持管理を合理化するための、他のSIPグループによる成果を含めた有効な点検および補修等の開発技術を情報提供する。これにより道路橋を管理する技術職員は、点検の短時間化・費用縮減・安全化や、評価・診断の精度向上や、補修(予防を含む)の費用縮減・効果向上に資する、最新の技術を認知できる。なお、道路管理者の財政・職員数・管理橋梁数・環境条件・劣化主因・地形等は個々で異なるため、将来に亘り実装可能な維持管理計画を立てるためには、自身の条件に応じた技術を選択する必要がある。すなわち、北陸地方で共通するプラットフォーム的なモデルは、SIP北陸チームで提案できるが、個々の道路管理者がカスタマイズ化する必要があるので、各々の組織の職員が展示会に参加し、自身の五感で開発技術を認識することが、今後の立案において有効な情報になる。
2.開催日時と会場
11月6日(月)
[午前の部]
・10:00~12:00
金沢工業大学扇が丘キャンパス 23号館1階パフォーミングスタジオ
住所:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-248-1100
[午後の部]
・15:00~17:00
富山市民プラザ アトリウム
住所:〒930-0084 富山市大手町6番14号 TEL 076-493-1313
なお、金沢会場から富山会場までの移動には、貸切バスを準備しております。参加者の乗車のみならず、ポスター等や展示物も運搬させて頂きます。
3.来場者(展示会を観る側)
北陸4県(新潟県の上越地方、富山県、石川県、福井県)の市町村
ならびに、国土交通省北陸地方整備局、同近畿地方整備局、富山県、石川県、福井県
さらに、北陸地方のコンクリート診断士や技術士など
4.展示者
PDFをご覧ください。
▼本件に関する問い合わせ先
広報課
住所:石川県野々市市扇が丘7-1
TEL:076-246-4784
FAX:076-248-7318
メール:koho@kanazawa-it.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/