－三井不動産・清水建設による多様な働き方を支援するオフィス開発プロジェクト－

　三井不動産株式会社（社長：菰田正信、以下「三井不動産」）、および清水建設株式会社（社長：井上和幸、以下「清水建設」）は、港区芝5丁目において共同で開発を進めている「（仮称）芝5丁目プロジェクト」（以下「本プロジェクト」）の名称を「Ｇ－ＢＡＳＥ 田町」に決定しました。建物の竣工は2018年1月末を予定しております。

　本プロジェクトの位置するJR田町駅周辺は、伝統的なメーカー企業等の集積に加えて、一部では新興成長企業も進出するビジネス立地である一方で、大学などの学術機関、慶応仲通り商店街に代表される繁華街など多様な用途が集積する立地です。また将来の新駅開発も見込まれ、今後さらなる成長が見込まれるエリアです。

　本プロジェクトにおいては、この恵まれた立地を生かし、三井不動産と清水建設による長年のオフィス開発・運営のノウハウと確かな施工技術をもって、ワーカーひとりひとりの多様な働き方の実現をサポートし、企業の成長に貢献するオフィス開発を進めてまいりました。


　　　
建物外観（三田通り側）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建物外観（第一京浜側）


「Ｇ－ＢＡＳＥ」に込められた想い
　Ｇ　　：（1）Ｇｒｅｅｎ（緑に囲まれた心地良い空間）
　　　　　（2）Ｇｒｏｗｉｎｇ（多様な働き方の支援による人・企業の成長）
ＢＡＳＥ：（3）秘密基地のような空間、そこから世界に羽ばたく企業の成長拠点



「Ｇ－ＢＡＳＥ」を具現化する商品企画

■外装デザイン
・建物を一本の樹木と見立て、外装デザインは大樹をイメージしています。

■外構空間
・多数の樹木、ベンチやハンモックを配置することで、ワーカーの癒しとなるとともに、オフィスの重厚感を和らげ、“オフィスらしくない”空間演出に貢献します。
・外構空間に面する店舗にはカフェを誘致することで、ワーカーのサードプレイス利用を促します。

■屋上展望庭園
・建物18階レベルに位置する屋上庭園は東京タワーを一望するビューを確保、入居企業による貸切利用も想定し、社内交流の場としても利用できます。

■セキュリティ付　屋内駐輪スペース（30台）
・シャワールームやラウンジ機能を併設し、自転車通勤や仕事終わりのランニング後の利用にも対応しています。

■テーブルテニスパーク
・ラウンジから望むポケットパークには建物の敷地形状を模した卓球台を設け、ワーカーのオン/オフの切り替えの促進を図ります。

■スケルトン天井の貸付仕様（三井不動産・清水建設ともに新規開発案件では初の試み）
・オフィス然とした空間ではなく、海外先進企業のオフィスに見られるLaboスペースのような空間とし、デザイン性を高めるとともに、開放的なワークスペースとしています。

■“オフィスらしくない”共用部
・共用部デザインにおいては、コンクリートやステンレス板といった無機質な素材と温かみのある木材など自然物の融合を図ったエントランスホールや、各所サイン・壁面装飾のデザインには山崎若菜氏を採用し、“オフィス”であることを忘れさせる唯一無二の空間を演出するとともに、基準階ＥＬＶホールでは各入居企業による装飾を促し、企業ブランディング（社員の帰属意識）を高めることで「Ｇ－ＢＡＳＥ 田町」がワーカーにとっての秘密基地となり、将来的には「Ｇ－ＢＡＳＥ 田町」から世界に羽ばたく企業が生まれる、そんな場所になることを目指します。


以上のような、「Ｇ－ＢＡＳＥ 田町」の商品企画に共感し、多様な働き方・働き方改革の実現を掲げ、今後の拡大成長が見込まれる企業が入居予定です。


貸室提案の新たな取り組み

■モデルオフィスによる内装デザイン計画の検討
・初の試みであるスケルトン天井を活かし、多様な働き方を実現するためのオフィス空間を具体的に提案するため、貸室１フロア全ての内装デザインや什器レイアウトを施した内部検討用のモデルオフィスを設置しました。



モデルオフィス内観


外構内のカフェ店舗


エントランスホール


屋上庭園


■「Ｇ－ＢＡＳＥ 田町」計画概要

【計画地】東京都港区芝五丁目29番11号

【交通】　都営地下鉄浅草線「三田」駅　徒歩2分
　　　　　都営地下鉄三田線「三田」駅　徒歩4分
　　　　　ＪＲ山手線、京浜東北線「田町」駅　徒歩4分

【主要用途】事務所、店舗、駐車場
【敷地面積】約2,331m2
【延床面積】約18,242m2
【階数】　　地上18階、塔屋2階
【最高高さ】約83ｍ
【店舗数】　2店舗

【設計】　設計／清水建設株式会社一級建築士事務所
　　　　　構造監理監修／株式会社山下設計
　　　　　建物外装デザイン／株式会社佐藤尚巳建築研究所
　　　　　オフィス共用部デザイン／株式会社フィールドフォー・デザインオフィス
　　　　　アートデザイン／山崎若菜

【施工・監理】清水建設株式会社

【スケジュール】2016年3月16日：新築工事着工
　　　　　　　　2018年1月31日：竣工予定