近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)准教授の新井圭太研究室(交通経済学)は、平成30年(2018年)8月3日(金)~5日(日)の3日間、兵庫県豊岡市において公共交通再編プロジェクトに関するヒアリング調査を実施します。
【本件のポイント】
●豊岡市のバス交通体系の見直しに向けて、学生も参加して現地調査を実施
●公共交通の維持に地域主体で取り組むための産官学連携プロジェクト
●参加学生は、地域社会の実情を現地で把握し、地域の活性化に貢献する
【本件の概要】
本プロジェクトは、但馬地域に位置する豊岡市で、人口が減少してゆく今後においても長期にわたって維持可能な公共交通システムをゼロベースで見直す取り組みです。具体的には、バス交通体系の見直し(場合によっては再編)が研究テーマとなります。
人口減少が進む中、住民の足である「公共交通」をいかに「地域が主体」となって維持に取り組むか、という点で重要な意味を持ちます。また、大学が地域(事業者も含めて)と一緒になって政策を考える「産官学連携プロジェクト」という意味でも、特色豊かな取り組みと言えます。また、本プロジェクトには、新井研究室に所属する学生23人が全員参加することから、学生がヒアリング調査を通じて地域社会の実情を肌で感じることができ、教育的にも大きな意義があります。
【調査内容】
(1)バス乗降 OD調査(実際に民間バスやコミュニティバスに乗り込んでの交通需要調査)
(2)複数地域における観光事業者への個別ヒアリング調査
(今後の観光ニーズへ応えるための交通モードに関する調査)
(3)竹野浜への来訪者に対するヒアリング調査
(観光客の視点から見た現状の公共交通の認識調査)
新井研究室が豊岡市において上記の3つの調査を実施します。豊岡市内には、真夏のビーチや涼やかな高原のペンション等があり、観光客を引きつける魅力にあふれていますが、より一層の発展のために必要な条件を公共交通という視点から分析します。
なお、本研究で得られた知見と結果は、1月または2月初旬に地域住民へのプレゼンを実施することで還元される予定です。
【関連リンク】
経済学部総合経済政策学科 准教授 新井 圭太(アライ ケイタ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/193-arai-keita.html
▼本件に関する問い合わせ先
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