-
-
-
創価大学(東京都八王子市)では、2005年から教職員と学生団体、図書館が連携して、学内の読書運動を推進する「Soka Book Wave」を展開している。ビブリオバトルやグループブックトークなどの各種イベントを開催し、イベントへの参加や読書感想文などの提出によってポイントを付与。ポイントが貯まった学生には図書カードが贈呈される。
創価大学には、約100万冊の蔵書を誇る中央図書館をはじめ、理工学部のFraser図書館、看護学部の白樺図書館、法科大学院図書室がある。
同大では、学生が読書を通じてさまざまな知識や思考に触れられるよう、学部生や留学生、短大生などを対象とした読書推進運動「Soka Book Wave」を2005年から展開。図書館だけではなく学生団体や教職員とも協力し、イベントの開催や読書感想文・書評の受け付けなどを行っている。
主な取り組みは下記の通り。
■読書感想文等の取り組み
以下のいずれかの方法で提出された感想文には、添削後にA~Eの評価がつき、A~C評価にはポイントが付与される。参加した学生からは「読書の習慣が身につき、通学時間を利用して毎日本を読んでいます。インプットだけでなく、アウトプットすることが大切だと感じています」といった声が寄せられている。
(1)自分が選定した本の感想文を200~600文字程度にまとめて提出する。承認されると1ポイント付与される。
(2)中央図書館の推薦図書コーナーにある「レビュー対象図書(新書)」の中から本を選び、200~600文字程度にまとめて提出する。承認されると1ポイント付与される。
(3)中央図書館の推薦図書コーナーにある「書評対象図書」の中から本を選び、1,600~2,000文字程度にまとめて提出する。承認されると2ポイント付与される。
■アニマシオン
アニマシオンとは、1970年代にスペインのジャーナリストにより開発された参加型の読書法。ゲーム的な要素を取り入れ、物語や詩の中にわざと間違いを入れて読み聞かせた上で間違いを探させたり、あらすじをクイズにして出題したりといったさまざまなプログラムがある。ラテン語のアニマ(魂・生命)に端を発し、「その魂と生命に息吹を吹き込み、生き生き躍動させること」であり、書籍に生命を宿らせる活動を示す。
12月14日(金)には、ロシアの文豪レフ・トルストイ著の民話『イワンの馬鹿』を題材として開催。参加者それぞれが作品の別の一部分を読み、その物語をどのように理解し、著者が何を伝えたかったのかを語りあった。
■ビブリオバトル
ゲーム感覚で書評を楽しめる「ビブリオバトル」を年3回ほど開催している。ビブリオバトラー(発表者)たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間で書評した後、バトラーと観客が一番読みたくなった本「チャンプ本」を決定。優勝者には5ポイント、バトラーには2ポイント、参加者には1ポイントを付与するなど、参加意識が高まるよう取り組んでいる。
■グループブックトーク
グループになって、これから読みたい本や、過去に読んで薦めたい本などを図書館の中から探して持ち寄り、持ち寄った本についてグループでひとつの共通したテーマを考えて、ほかのグループに紹介しあうイベント。参加した学生からは「少し本から離れていたが、また時間を見つけて読書したいと思った」などの声が寄せられた。
このほかにも、月ごとの企画展示や大学祭での「読書を楽しくする展示」、参加者が担当ページを振り分けて読み、共有することで1冊の本の理解を深めるイベント「アクティブ・ブック・ダイアローグ」、読書を通じて問い作りの方法を学ぶ「クエスチョン・フォーミュレーション・テクニーク」など、本の魅力を発信するためにさまざまな企画を催している。
(参考)
・創価大学附属図書館 全学読書運動Soka Book Wave
https://lib.soka.ac.jp/sbw/
▼本件に関する問い合わせ先
創価大学 企画部企画広報課
住所:東京都八王子市丹木町1-236
TEL:042-691-9442
FAX:042-691-9300
メール:publicrelation@soka.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/