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湘南工科大学(神奈川県藤沢市/総長・理事長:糸山英太郎)では、授業科目「社会貢献活動」を開講している。これは、「社会の中で貢献できる力」を身に付ける科目群「社会人基礎科目」に含まれ、学外のNPOや市民団体、施設などで50時間以上の実習を行うもの。学生らは実習を通して自分自身の可能性に気づき、自分自身の将来をイメージする中で、大学でどのようなことを学んだらよいかを考えていく。
湘南工科大学では、すべての学生が共通して身につけておくべき社会人としての基礎力を伸ばすことを目的とした科目群として「社会人基礎科目」を置いている。「社会に貢献する技術者」となるために必要な汎用的能力を修得し、伸ばすことを重視しており、卒業後に専門の知識や技術を社会で活かしていくための支えとなる力を涵養する。
その科目群の一つとして開講されている「社会貢献活動」は、学外のNPOや市民団体、施設などで50時間以上の社会貢献活動実習を行うもの。自分自身の可能性に気づき、社会に貢献する技術者になるために大学でどのようなことを学んだらよいかを考え、学生の将来につなげていく。
自然環境を守る活動や、ユニバーサルスポーツ、子どもと遊ぶ活動、障がい者支援、モノづくり、情報教育系ワークショップなど、やってみたい実習を学生が選択。外部の団体の多様な世代の人たちと協力をしながら実習を行う中で、多くの人と協力して目的を達成していく力を磨き、通常の授業では得られない驚きや喜び、発見や学びを得ることができる。
また、授業で学んだことを実践する機会を得たり、工学と社会の関わりや社会から工学に期待されていることを実感することで、自分の将来を具体的に考えるきっかけになり、自分の学ぶべき目標を見つけることも目的としている。
<今年度の実習テーマ>
【放課後キッズクラブ】
小学校の子どもたちの学外活動、イベントのサポート
【辻堂ヤング☆スクエア】
子どもたちの野外体験活動の引率、体験活動の補助
【辻堂子ども広場】
子どもたちのセミの羽化観察・天体観測などのサポート
【茅ヶ崎里山保全】
茅ヶ崎里山公園に残された里山の自然環境を守るための保全活動
【引地川の環境保護】
引地川および海岸の整備、生態調査などの環境保護活動
【二宮町葛川クリーンアップ】
葛川のごみ拾いや草刈り、水質・水生生物の実態調査などのサポート
【車いすテニス大会サポート】
会場の設営、選手への飲料提供、会場移動などのサポート
【電動車椅子サッカーサポート】
サッカーチームに同行し、ボールの設置、審判、給水、会場移動などのサポート
【高齢者パソコン講座サポート】
高齢者向けパソコンの使い方、年賀状の作り方、デジカメ写真の加工などの講座サポート
【藤沢浮世絵館イベント補助】
浮世絵組上絵の製作サポート
子どもと接する社会貢献活動に参加した学生は、自分たちの子ども時代との違いに驚きながらも、お兄さん、お姉さんのように子どもたちの活動をサポートしていた。中には、大学で学んだ専門知識を活かした実験教室を企画するなど自分の知識やスキルを活かした活動を行なう学生もいた。
また、子どもたちと一緒に活動する中で「過剰にやってあげるのではなく、子どもたちにやってもらう」「興味を持たせることが大切だが一番大変だった。しかし、そこからは早い」など、子どもに教える方法に気が付いた学生も多くおり、特に教職を目指している学生にはとても参考になったようである。
そのほか、今後は自分のスキルを活かし「コンピュータを使った体験教室」などを主導したいという学生もいたという。
この活動で得た経験は、学生が自分自身の能力アップに気づき、将来をイメージしていく中で、「社会の要求の変化についていける人間」を形成することに大きく役立つことが期待される。
(参考:湘南工科大学公式サイト内 関連ページ)
◆社会貢献活動
http://www.shonan-it.ac.jp/faculties/technology/society-education/social-contribution/
▼本件に関する問い合わせ先
湘南工科大学
管理課 亀井 昌也
住所:〒251-8511 神奈川県藤沢市辻堂西海岸1-1-25
TEL:0466-30-0261(管理課)
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/