GitHubオープンソースコミュニティにApache Software Foundationが参加
オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェア開発の開発プラットフォームを提供するGitHub,Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下ギットハブ)は、2019年4月29日(現地時間)、Apache Software Foundation (ASF)( https://github.com/apache/ )がGitHubに正式参加したことを発表しました。ASFは、730人のメンバーと7,000人のコミッターによって運営される完全ボランティアのコミュニティであり、2億行を超えるコードを管理する世界最大のオープンソース財団です。20年以上の歴史において300万件のコードならびに10億行のコードがコミットされてきました。
2016年、ASFはGitHubのリポジトリとツールを独自のサービスに統合するための作業開始を決定しました。その後、数年にわたる統合作業と強化を経て、業務の簡素化とすべてのGitプロジェクトを、GitHubへ移行することを決定しました。2019年2月、GitHubへの移行が完了したことで、単一のプラットフォーム上でASFのすべてのプロジェクトのホスティングとコードレビュー、プロジェクトのコラボレーション、ソフトウェアの構築が可能になり、GitHubの世界3,100万人の開発者と協力ができるようになりました。
移行の実施
GitHubは、ASFからの要望に対応し、オープンソースプロジェクトの重要な作業を効果的に進められるようApacheと連携してきました。今回の移行完了によって、ASFはソフトウェア開発とコミュニティの構築に注力できるようになります。
個々のオープンソースメンテナーあるいはコントリビューター、ASFのような世界最大のオープンソース財団などその規模に関わらず、GitHubの使命はオープンソースコミュニティを支援し、開発者固有の要望に対応することで、オープンソースプロジェクトを促進させ、すべての開発者の活動拠点としての役割を果たすことです。
このニュースの詳細については、こちらのプレスリリース(英語)( https://s.apache.org/7lio ) をご覧ください。
今後
GitHubはさまざまなコミュニティと積極的に連携し、それぞれが持つ特有の課題や移行計画に対応していきます。
GitHubと連携するコミュニティ活動に関するお問合せは opensource@github.com までご連絡ください。
GitHub Blog
英語:https://github.blog/2019-04-29-apache-joins-github-community/
日本語:https://github.blog/jp/2019-05-13-apache-joins-github-community/
こちらからもGitHubに関する情報をご覧いただけます。
Blog: (英語) https://github.blog/ (日本語) https://github.blog/jp/
Twitter: (英語) @github( https://twitter.com/github )
(日本語) @GitHubJapan( https://twitter.com/githubjapan )
【ギットハブについて】https://github.co.jp
GitHubは世界で3,100万人にのぼる開発者および210万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリはオープンソースプロジェクトにて多く利用されていますが、プライベートリポジトリが利用できる有償サービス、GitHub EnterpriseやBusiness on GitHub.comなども提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。