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神奈川大学工学部の高野倉雅人ゼミナールと文教大学健康栄養学部の笠岡誠一ゼミナールの学生が協働プロジェクトを立ち上げ、文教大学の所在地である神奈川県茅ヶ崎市にある「柳島キッチン」へメニューを提案。開発されたメニューを、12月11日(金)より店舗で販売開始します。
文教大学健康栄養学部の笠岡ゼミでは、ゼミ活動の一環として、一般企業と共同で商品を開発しており、授業で学んだ栄養学の知識を使いつつ、食品業界の現場を学んでいます。
今回は、栄養面に考慮したメニュー開発に加え、神奈川大学工学部の高野倉雅人ゼミが協力をし、「UXデザイン」にも考慮した新たなメニュー開発を行いました。「UX(ユーザーエクスペリエンス)」とは、顧客のニーズを満たすだけではなく、潜在的な欲求を掘り起こし、顧客の体験価値を創造することです。「UXデザイン」が飲食店のメニュー開発で考慮されることは今までほとんどありませんでしたが、今回、笠岡ゼミと高野倉ゼミとの協働プロジェクトにより実現しました。
本プロジェクトは、コロナ禍で外食を控える方が多くなったことをきっかけに、改めて外食の意味や価値を見直すことを目的に立ち上げました。
今回のプロジェクトでは、高野倉ゼミがアンケートの実施・分析を担当し、商品の「UXデザイン」のコンセプトを決定。笠岡ゼミは、そのコンセプトを踏まえ、バランスの良いメニューを開発し、以前よりコラボを行っていた「柳島キッチン」にメニューを提案をしました。メニューは、「和風ロコモコボウル」などの4つが開発され、12月11日(金)から期間限定で販売されます。
また、今回のプロジェクトの詳細は、12月12日(土)、13日(日)に開催される日本人間工学会・関東支部大会(オンライン)にて高野倉准教授、笠岡教授の連名で発表予定です。
学生の指導を担当した教員は、
「コロナ禍のため、昨年までと異なるリモート環境で困難なこともありましたが、皆さんの取り組みが実を結びました。学生には、笠岡ゼミと柳島キッチンの皆さまとの協働プロジェクトから学んだUXデザインを実践することの楽しさと難しさ、またその経験を今後に活かしてほしいと思います(高野倉准教授:神奈川大学)」
「UXデザインって何? という感じのスタートでしたが、とても実用的な思考方法だと分かりました。「食」はありふれたものだからこそ、異分野との交流により新しい発見が見つかるものです。飲食店内のレイアウト、従業員のサービスのしやすさなどもUXデザイン的思考で改善していけるものと確信しました(笠岡教授:文教大学)」
と話しています。
今後は、食事メニューだけでなく、飲食店舗内のレイアウトの構築の提案も検討しています。
[メニュー説明]
鶏むね肉の竜田揚げ 根菜の黒酢あんかけ 1,200円(税別)
【UXデザインのコンセプト】
運動後、良質なタンパク質をとって筋肉を強くしたい方におすすめ!
【商品のポイント】
エネルギー産生に不可欠なビタミンB群、疲労回復に役立つクエン酸、骨を丈夫にするのを助けるビタミンDや大豆イソフラボンが一度に摂れるボリュームたっぷりなタンパク質豊富で脂質を抑えたセットメニューです。
神奈川大学:津田 寛歩さん、田村 宗二郎さん(3年)
文教大学:石渡 穂高さん(3年)
和風ロコモコボウル 1,000円(税別)
【UXデザインのコンセプト】
SNS映え気にしてますか? お洒落なだけじゃなく、健康にも気遣った美味しい料理です!
【商品のポイント】
食物繊維をしっかり摂りたい、健康意識がある成人男女に適しています。現在、女性18 g以上、男性21 g以上を食物繊維の1日の摂取目標量として定めています。しかし実際の摂取量は、20歳以上で一日に平均15gしか摂取できていません。その不足分を補うことを目指したメニューです。
神奈川大学:西野 倫也さん 、佐藤 圭悟さん(3年)
文教大学:猪熊 自然さん(4年)
腸美人サラダチキンラップ 700円(税別)
【UXデザインのコンセプト】
家族や友人と、少し贅沢したいときに、また野菜不足なときに!
【商品のポイント】
腸内環境を整え、便秘対策に繋がる食物繊維、美白・美肌づくりや風邪予防に効果的なビタミンCを豊富に含み、色鮮やかな見た目だけでなく身体も喜ぶ1品です。
文教大学:福田 晴萌さん、宮澤 咲彩さん、山口 愛華さん(4年)
湘南しらすとマグロカツのカツ茶づけ 1,000円(税別)
【UXデザインのコンセプト】
家族や友人と、湘南へドライブや気分転換に来たときに!
【商品のポイント】
骨や歯の材料となるカルシウムや食物繊維が豊富であり「腸活」にもつなげられます。また、トンカツでなくマグロカツにしたことでヘルシーさも感じられ、お茶漬けにすることでさっぱりと食べやすいメニューです。
文教大学:卜部 拓哉さん(4年)
▼本件に関する問い合わせ先
広報部
TEL:045-481-5661
メール:kohou-info@kanagawa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/