企業向けGitHub Enterpriseをアップデート
GitHub Enterprise Server 3.0のオンプレミス製品に新機能を実装
オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェアの開発プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ)は、12月9日(米国時間)にオンライン開催された年次イベント「GitHub Universe 2020」の2日目に、企業のソフトウェア開発支援として提供しているGitHub Enterpriseがアップデートされたことを発表しました。
2020年には、5,600万人以上もの開発者が6,000万を超える新しいリポジトリを作成し、GitHubに19億件ものコントリビューションが行われました。世界中の人々が日々頼りにしているソフトウェアは、このような開発者によって開発されています。日常的に利用している業務システムや、医療施設への移動に使う自動車などにも、こうした技術が組み込まれています。GitHubでは、開発者のワークフローにおいて世界屈指のエクスペリエンスを提供することを常に念頭に置いており、リリースされるすべての機能に反映されています。
GitHubは、最高の開発エクスペリエンスを提供するために、当社のお客様やオープンソースコミュニティのニーズを理解できるよう尽力しています。そのために、開発者、チーム、規模の大小に関わらずあらゆる企業との連携を図っています。当社内でも積極的にGitHubを利用することで、GitHubという統合開発プラットフォームを開発してきた経験を活かすとともに、最近更新されたState of the Octoverse (http://octoverse.github.com/ )レポートのような自主調査も実施しています。こうしたすべての取り組みによって、最も重要なことに焦点を合わせることが可能になります。これらの活動を通して、GitHubが認識したことは、どの開発者も、どの企業も、優れたソフトウェアを提供する能力を向上させたいと考えているということでした。速度と品質を高めるために重要なことは、優れた開発者エクスペリエンスの提供に注力することです。
GitHub Universe (https://githubuniverse.com/ )では、今回の注目セッション (https://githubuniverse.com/GitHub-in-the-enterprise-Velocity-and-the-developer-experience/ )として、優れた開発エクスペリエンスの条件について講演が行われました。要約すると、必要な条件は以下の3つです。
- コラボレーションを可能にする自動化された開発者ワークフロー:チームの連携と手動タスクの自動化をより容易に実行可能なため、常にワークフローを維持できる
- 開発者に特化したセキュリティとコンプライアンス:開発者はリスク軽減よりもソースコードの記述に集中できる
- プラットフォームの信頼性:開発者がプラットフォームを使用する際に、常に拡張性、回復力、可用性が確保されている状態を維持できる
GitHub Enterprise Server 3.0のオンプレミス製品に新機能を実装
https://github.blog/2020-12-08-new-from-universe-2020-dark-mode-github-sponsors-for-companies-and-more/#%f0%9f%8f%a2-github-enterprise-server-3-0-rc1-available-december-16th
今回のGitHub Universeの基調講演 (https://githubuniverse.com/opening-keynote/ )では、企業内で世界クラスの開発者エクスペリエンスを提供できるよう支援する最新の製品と機能が発表されました。この新機能により、社内・社外のお客様に向けて迅速にソフトウェアを提供することが可能になります。GitHub Enterprise Server 3.0では、GitHub Actions、GitHub Packages、Code Scanningなど、開発者から好評を得ている多数の機能についてオンプレミス製品でも提供を開始しています。GitHub Actionsは、新しいワークフローの視覚化、保護された環境、開発の承認機能 (https://github.com/github/roadmap/issues/99 )をリリースしたことで、フル機能を搭載したCI/CDプラットフォームを実現できます。また、Pull Requestの自動マージ(https://github.com/github/roadmap/issues/107 )を活用することで、出荷までの時間をさらに短縮できるようになります。GitHub Enterpriseは、GitHub.comと同じプラットフォーム上に構築されているため、これらの機能によって、世界最大の開発者コミュニティとの長年にわたる連携を通じて育んできたGitHub独自のベストプラクティスを企業内のリソースとして取り込むことができます。
また、企業向けのGitHub Sponsors(https://github.com/sponsors )を通じて、企業が頼りにするオープンソースプロジェクトに資金援助を行うことも可能になり、ソフトウェアサプライチェーンのイノベーションと耐久性の強化を図ることができます。
GitHubはオープンソースからスタートしました。そして今日、当社はすべての開発者がより優れた、そしてより安全なソフトウェアを開発できるよう支援しています。これはGitHubとして高品質で低リスクであることにも増して重要なことが、お客様への優れたエクスペリエンス提供であることを意味します。
GitHub Universeの基調講演での製品発表は映像でご覧頂けます。また、エンタープライズセッションはこちら (https://githubuniverse.com/on-demand/?filters=enterprise )からご覧いただけます。このセッションでは、GitHubのお客様 (https://githubuniverse.com/schedule/?filters=enterprise,customer-story )が、GitHubを活用した開発方法の変化を紹介しています。
GitHub Blog
英語
https://github.blog/2020-12-09-github-in-the-enterprise/
日本語
https://github.blog/jp/author/ericabrescia/
GitHubに関する情報は、こちらからもご覧いただけます。
Blog: (英語) https://github.blog (日本語) https://github.blog/jp
Twitter: (英語) @github( https://twitter.com/github )
(日本語) @GitHubJapan( https://twitter.com/githubjapan )
【GitHub について】https://github.co.jp
GitHub(ギットハブ)は世界で5,600万人にのぼる開発者および300万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリは、オープンソースプロジェクトにて多く利用されています。プライベートリポジトリが利用できる有償サービスとして GitHub Enterprise や GitHub One などのプランも提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。
【製品/サービスに関するお問い合わせ先】
ギットハブ・ジャパン営業およびサポート窓口
Email: jp-sales@github.com