フェリス女学院大学(神奈川県横浜市 学長:荒井真)では今年度、「プロジェクト演習」科目の一環として、学生が横浜市内の小学校で百人一首をモチーフとした給食メニューを開発した。1月には、同メニューをアレンジした「百人一首献立」が、横浜市の市立中学校で利用されている配達弁当「ハマ弁」でも提供されることとなった。
フェリス女学院大学は2017年4月から、実践型教養教育「全学教養教育機構(CLA)」を展開。翌2018年4月には、実社会と結びついた課題を具体的に設定し、解決策や企画を立案・提案する方法を体験的に学ぶ「プロジェクト演習」をスタートしている。
そのうちの一つ「若者による文化の創造と発信」で今年度、横浜市内の2つの小学校で、『百人一首』をモチーフにした給食メニューを提案するという課題に取り組んだ。
いずれのメニューも、学生が百人一首から作品を選定し、和歌や古典文学特有の「見立て」やことば遊びを取り入れながらデザインしたものとなった。
このたび、それらのメニューをアレンジした「百人一首献立」が、横浜市の市立中学校で利用されている配達弁当「ハマ弁」でも提供されることとなった。
横浜市立緑園東小学校メニューのアレンジは1月12日(火)に、横浜市立北方小学校のメニューのアレンジは1月20日(水)に、それぞれ提供される。
■「ハマ弁」百人一首献立
【1月12日(火)】(横浜市立緑園東小学校メニューのアレンジ)
「たまごの汁物」は、百人一首79番「秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月の影のさやけさ」(左京大夫顕輔)をモチーフとし、夜空と雲の合間から見える月をイメージしている。
【1月20日(水)】(横浜市立北方小学校メニューのアレンジ)
「もみじる」(もみじ麩のすまし汁)は、百人一首32番「山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり」(春道列樹)をモチーフとし、歌中の紅葉を「もみじ麩」に見立て、川に流れる葉を野菜で表現。「もみじる」というメニュー名は、「もみじ+汁」を縮め、呼びやすい名称に工夫している。「鶏肉の竜田揚げ」は、百人一首17番「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」(在原業平朝臣)の「竜田川」に由来している。
・「ハマ弁」HP
https://www.hamaben.jp/user/hamaben-column12
▼「ハマ弁」についてのお問い合わせ
横浜市教育委員会事務局
健康教育課担当課長 片山哲夫
TEL:045-671-3687
(参考)
・横浜市立小学校2校とのメニュー開発については、下記をご覧ください。
https://www.ferris.ac.jp/press/20201102/13496/
▼本件に関する問い合わせ先
企画・広報課
植村・粟原・敦賀
住所:〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3
TEL:045-812-9624
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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