中華圏最大級の日本不動産プラットフォーム「神居秒算」に自動翻訳付きリアルタイムチャットを搭載
営業代行サービスやCRM機能の追加で仲介会社向けサービスを拡充し、掲載物件の充実を狙う
株式会社GA technologies[GAテクノロジーズ](本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:樋口 龍、証券コード:3491、以下「当社」)のグループ会社である、株式会社神居秒算(本社:東京都港区、代表取締役:趙 潔、以下「神居秒算社」)は、中華圏最大級の日本不動産プラットフォーム(※1)「神居秒算」にて、国内の不動産仲介会社向けに、自動翻訳付きリアルタイムチャットや営業代行など、言語や商慣習の壁を乗り越えるサービスを提供し、仲介会社への営業を強化することにより、契約会社数の拡大と「神居秒算」サイト内の掲載物件の充実を狙います。(※1)神居秒算社(NeoX株式会社)調べ:「インバウンド不動産投資ポータルサイトの物件掲載数(2020年4月末時点)」をもとに
【本件のポイント】
・「神居秒算」サイト内に自動翻訳付きリアルタイムチャット機能を追加し、中華圏の投資家(顧客)と日本の仲介会社のコミュニケーションをサポート
・商慣習などの理解や慎重なコミュニケーションが求められる契約業務など、営業代行サービスを提供
・サイト上で不動産広告図面(マイソク)の作成やCRMによる顧客管理を提供し、仲介業務のDXを促進
「神居秒算」は、中華圏の不動産投資家に対し日本国内の不動産投資用物件を紹介する中華圏最大級(※1)の日本不動産プラットフォームです。これまで、15万棟以上の日本の分譲マンションのデータと20年間の取引データを網羅したデータベースを活用し、投資家に対しては有益かつ効率的な日本不動産情報を、仲介会社に対しては中華圏の投資家への販売チャネルを提供してきました。
しかしながら、国際間の取引においては言語や商慣習の違いなどを理解する必要があり、日本国内にある中華系の不動産会社や中国語対応可能な専門チームを有する不動産会社など、「神居秒算」内で取引のできる仲介会社は限られていました。
この度、上記のような背景から、「神居秒算」のサイト内に中国語と日本語間の自動翻訳付きリアルタイムチャット機能を搭載しました。また、契約などの慎重なコミュニケーションが求められる業務には、専門のサポートチームによる営業代行サービスを提供することにより、言語や商慣習の壁を乗り越え、より多くの日本の不動産事業者が物件を掲載できるようになります。これにより、事業者に対しては中国市場へのビジネス機会の拡大を、投資家に対してはより多くの日本の物件を紹介することが可能になります。
さらに、昨年末より「神居秒算」内に不動産広告図面(マイソク)の作成や、CRMによる顧客管理機能を追加したことで、単に不動産投資家とのマッチングに留まらず、不動産仲介業務のデジタル化やテクノロジーによる営業フローの改善に寄与しています。
◆ 「神居秒算」に追加した仲介会社向けサービス
(1) 自動翻訳付きリアルタイムチャット機能【神居秒算サイト内機能追加】
リアルタイムチャット機能は、中国、台湾、香港など中華圏と呼ばれる広い地域に対応しており、物件やサービスに関する顧客の問い合わせや、購入後のアフターフォローといったコミュニケーションをスムーズに行うことができます。
(2) 投資家への営業代行サービス【オプション】
中華圏の投資家への物件提案や、契約サポート、契約のフォローといった、より高度なコミュニケーションが求められる営業・契約業務を代行するサービスです。中華圏の投資家ニーズや商慣習を熟知したチームによる安心のサポートを提供します。
(3) 最短1秒で完成!不動産広告図面(マイソク)作成機能の「図面くん」【神居秒算サイト内機能追加】
「図面くん」は、不動産取引においては一般的な不動産広告図面を簡単に作成することができる「神居秒算」サイト内の新機能です。サイト内の物件データを自動反映し、最短1秒で不動産広告図面を作成します。また、物件の平面図なども簡単に作成できるため、ITスキルに不安のある方でも簡単にグラフィカルな表現ができ、仲介業務効率化と顧客満足度の向上を実現します。さらに中国語や現地通貨への変換も1クリックで対応します。
(4) CRM機能【神居秒算サイト内機能追加】
「神居秒算」サイト内で、顧客からの問い合わせや営業の進捗を管理することでミスを削減し、効率的な営業活動を可能にします。また、サイト掲載物件全体の活動を可視化・分析することができるため、チームでの営業評価やマーケティング戦略にも役立ちます。
◆ 背景
2021年2月、政府はデジタル改革関連法案を閣議決定し、宅地建物取引業法を含む48本の法律を対象とした「押印撤廃・書面の電子化」に関する一括改正法案を発表しました(※2)。不動産業においては、賃貸・売買契約における重要事項説明の非対面化および、書類手続きの電子化が、公布から1年以内に施行される予定です。このような不動産取引の電子化を背景に、国際間の不動産取引や不動産管理をよりスピーディーで円滑に進めることが可能になりつつあります。
神居秒算社では、テクノロジーを活用し国際間のコミュニケーション支援や不動産仲介業務を改善する各種のサービスを提供することで、日本国内の不動産事業者のグローバル事業における架け橋となり、中華圏の投資家に対し日本の魅力的な不動産と、よりよい不動産サービス体験を提供していきたいと考えています。
(※2)出典:第204回 通常国会「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律案」の概要
◆ 神居秒算社 会社概要
社名:株式会社神居秒算
代表者:代表取締役 趙 潔
URL:https://www.shenjumiaosuan.com/company
本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
設立:2016年12月(※3)
資本金:500万円
事業内容:中国⼈投資家向けプラットフォーム「神居秒算」の運営
(※3)2020年9月、株式会社神居秒算に社名を変更
◆ GAテクノロジーズ 会社概要
社名:株式会社GA technologies
代表者:代表取締役社長 CEO 樋口 龍
URL:https://www.ga-tech.co.jp/
本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
設立:2013年3月
資本金: 72億859万9831円(2021年2月末日時点)
事業内容:
・PropTech(不動産テック)総合サービス「RENOSY」の運営
(不動産情報メディア、不動産売買仲介、不動産販売、設計施工、不動産管理)
・SaaS型のBtoB PropTechプロダクトの開発
・AIを活用した不動産ビッグデータの研究
・中国⼈投資家向けプラットフォーム「神居秒算」など海外PropTech事業の運営
主なグループ会社: イタンジ株式会社、株式会社Modern Standard、株式会社神居秒算など他4社