<Newsletter>ちゃんこ料理屋「時津洋」吉岡さん:元幕内力士の父の死去で突然の承継へ
<エヌエヌ生命 中小企業の事業承継事例のご紹介>
本ニュースレターでは、中小企業の事業承継事例をご紹介します。
未経験から、ちゃんこ料理屋の店主へ
●「店を手伝ってもらえないか」――打診に答えぬまま、父は急死
吉岡幸織さんの父は、幕内力士「時津洋」(ときつなだ)。角界活躍後、四股名を店名にしたちゃんこ料理屋を開店し、ちゃんこ鍋や味噌を使った「豊ノ島豆腐」など根強いファンの多いお店を経営していました。
ある時、従業員が結婚を機に退職することになり、幸織さんへ「店を手伝ってもらえないか」と打診がありました。「仕事をしていたこともあり、すぐには答えは出せなかったなか、そのすぐ後に父が亡くなりました」
「時津洋」店主 吉岡幸織さん
●「時津洋」の名前を残したい…経営を決断するも、すべてがわからぬ日々
はじめてだらけの経営で、特に苦労したのは経営の資金繰りだったそう。
「通帳の場所一つとってもわからない。仕入れ先への支払いはいつなのか、誰に相談したらいいのかもわからなかった」と振り返ります。
「女性社長のココトモひろば」で他の女性社長とつながる
幸織さんは、経営上で困ったとき、女性社長が悩みの相談やアドバイスできるコミュニティサイト「女性社長のココトモひろば」を参考にしています。
「銀行との付き合い方など、ほかの女性社長が同じような悩みを抱えていると分かると、それだけでも心に余裕が生まれますね。事務所の維持費について悩むコメントに対して自身の経験や考えを返信したりもしています」
コロナ禍で大変ないまですが、 2021年3月で幸織さんが経営を継いで2年が経ち、ドリンクなどオリジナルメニュー開発にも力を入れています。「昨年生まれた息子が後継者になるかどうかは別として、店を次につなぐのが自分の使命だと感じています。父からもらったバトンを次に渡せるよう店を続けていきたいです」
突然の経営に戸惑う女性後継者を応援するコミュニティ
【女性社長のココトモひろば】https://kokotomohiroba.com
エヌエヌ生命保険が立ち上げた、先代経営者の逝去等に伴い、突然、経営のバトンを委ねられて戸惑う女性後継者たちを応援するコミュニティサイトで、同じ境遇の先輩女性経営者や事業承継経験者たちからのアドバイスがもらえるとともに、普段はなかなか言葉にできない想いを分かち合える。
■時津洋 店舗情報
営業時間:ランチ 11:00~14:00
ディナー 17:30~23:00
(ラストオーダー:閉店時間30分前)
定休日:日・祝
※新型コロナウイルス感染拡大防止などにより、営業時間・定休日が変更となる場合がございます