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関西大学は、株式会社Nature Innovation Groupが運営する日本最大級の傘のシェアリングサービス「アイカサ」を6月2日から導入し、キャンパス内7箇所に設置します。同サービスを通じて、廃棄物処理に伴い発生する温室効果ガスおよび使い捨てプラスチックの削減を図り、環境負荷の低減につなげます。
【本件のポイント】
・学内7箇所に日本最大級の傘シェアリングサービス「アイカサ」を導入
・大阪府内の大学においては初の導入事例。サステイナブル・ユニバーシティの推進を加速
・減プラによる環境配慮への意識づけでSDGsを推進。カーボンニュートラルの実現にも寄与
脱プラスチックが進む社会において、ビニール傘の大量廃棄が問題となっています。社会一般的に「ビニール傘の使い捨て意識」が定着していることもあり、受け取りに来ない''忘れ物傘''や不法投棄が多く発生しています。本学でも、月平均で30本以上のビニール傘が落し物コーナーに届けられているのが実情です。今回、「学校法人関西大学プラスチックごみゼロ宣言※」に基づき、過度に消費されつつあるビニール傘の排出量を減らすことを最大目的として、大阪府内の大学として初となる「アイカサ」の導入を決定しました。
「アイカサ」とは、傘を好きな時に借りられ、好きな場所に返すことができるシェアリングサービスです。特に千里山キャンパスは、総面積35万m2の広大な敷地ということもあり、授業や課外活動での移動の際に突発的な雨に悩まされることもしばしばですが、アイカサがあれば濡れずに快適に学内移動ができます。もちろん駅や都市部など学外への移動にも利用可能です。利用後は学内外を問わず、自分の好きな設置スポットに傘を返却できるので、学生生活の利便性向上にもつながるものと期待されます。
■ 過去の経験を教訓に。SDGs推進およびカーボンニュートラル実現に向けた機運を上昇
実は本学では、2013年に「関大みんなの傘」と称した自給自足の傘の無料貸与サービスの運用を開始しましたが、結果として傘の返却率が悪く、やむなく終了した事例があります。今回、同種サービスを専門とする外部機関との連携によって、大学単体ではフォローしきれなかった利用管理の問題も解消され、学生支援の体制が整いました。同サービスを身近な環境におくことで、本学構成員のモノに対する使い捨て意識を変え、3R(Reduce、Reuse、Recycle)やSDGs、カーボンニュートラルへの関心を高めていきます。
<アイカサ設置場所(予定)>
千里山キャンパス:6箇所(西門、第1・2・3学舎1号館入口、第4学舎2号館入口、凜風館入口)
梅田キャンパス:1箇所(1階JR側入口)
▽利用方法の詳細は、「アイカサ」公式HP(
https://www.i-kasa.com/ )をご参照ください。
※本学学生においては、初回利用のみ無料で提供(1日分)
※ 学校法人関西大学プラスチックごみゼロ宣言
▽
https://www.kansai-u.ac.jp/energy/ (関西大学環境保全ウェブサイト)
大阪府と大阪市共同による「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」の趣旨に賛同する形で、本学においても2020年2月に「学校法人関西大学プラスチックごみゼロ宣言」を発表しました。もとより本学では、サステイナブル・ユニバーシティの構築を目指し、独自の環境憲章・環境方針を掲げ、大学運営から発生する環境負荷の把握および低減に向けた活動に取り組んでいます。一例として、学園祭におけるエコトレイを使用した容器リサイクルの推進、新入生へのエコバック配付、マイボトル用ウォーターサーバーの設置などが挙げられます。
▼本件の詳細▼
・関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2021/No8.pdf
▼メディア関連の方▼
※取材をご希望の方は、お手数ですが、下記お問合せまでご連絡をお願いいたします。
▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/