昭和女子大学(東京都世田谷区/理事長・総長:坂東眞理子)は7月9日に神奈川県大井町、松田町、7月16日に千葉県館山市とそれぞれ「連携協力に関する包括協定」を締結しました。神奈川県大井町にある昭和女子大学の研修施設「東明学林」、千葉県館山市にある「望秀海浜学寮」を活用し、各自治体のまちづくり、教育活動、観光資源の活用と情報発信などに継続的に協力していきます。
独自の伝統ある「学寮研修」から生まれた交流
「東明学林」「望秀海浜学寮」は昭和女子大学が所有する研修用宿泊施設です。これらの施設で毎年、1~3年生たちが伝統ある宿泊研修プログラム「学寮研修」に参加、主体性や協調性、リーダーシップを身につけています。「学寮研修」から、地元自治体との交流が広がっています。
例えば、大井町では歴史文化学科の学生たちが約20年にわたり中屋敷遺跡の発掘を行ってきました。「東明学林」に隣接する松田町では、初等教育学科生が幼稚園や小学校を訪問して参観実習に取り組んできました。館山市では、市と教育委員会の後援で、健康デザイン学科の学生が地域住民と交流し、小学生に食育の授業を行う「美カフェ」を開くほか、初等教育学科と教育委員会が、学生が地元の子どもたちと学ぶ「夏休みの学習ワクワク・ウキウキ教室」を共催しています。
地域の課題解決を提案するプロジェクト
今回の協定締結を機に、新たに「東明学林」「望秀海浜学寮」を拠点にしたプロジェクト型学修に取り組みます。各地域の歴史・文化・風土を学ぶフィールドワーク、自治体職員によるレクチャーを通じて各自治体の課題を抽出、分析し、課題解決プランを策定します。「東明学林」「望秀海浜学寮」の有効活用も検討しつつ、所管部署にプランをプレゼンテーションし、採用されれば実施、効果を検証します。プロジェクトメンバーは公募で、合計15人の学生が参加します。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:03-3411-6597
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