日本製鉄 2021年度版「統合報告書」および「サステナビリティレポート」の発行について
「統合報告書2021」は、当社が「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目指して成長し続けることをお伝えしています。全体をIIRC(国際統合報告評議会)「国際統合報告フレームワーク」に沿って構成し、将来のリスク・機会に対する当社の中長期戦略、それらに対する当社の強み、足元の収益状況と今後の見通し等について取りまとめました。また、ESGに関する情報のうち、E(環境)とS(社会)については、マテリアリティ(重要課題)と価値創造プロセスの各要素との関わりのなかでポイントを記載し、取り組みの詳細は「サステナビリティレポート2021」に記載しました。また、G(ガバナンス)では社外取締役メッセージを新たに掲載しています。
「サステナビリティレポート2021」は、旧新日本製鐵が1998年に国内鉄鋼業で初めて「環境報告書」を発行してから24版目になります。「持続可能な社会の実現」に貢献する事業活動の推進が極めて重要であるという考えのもと、その理念を追求していく当社の姿勢をわかりやすくお伝えするために、持続的成長の基盤であるESGへの取り組みについて事例等を用いて紹介しています。特に気候変動対策として、2021年3月に公表した「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050~ゼロカーボン・スチールへの挑戦~」について、ゼロカーボン・スチールの実現に向けた、当社の目標や課題への取り組み・チャレンジ、社会との連携の必要性について、幅広い層に理解していただくべく丁寧な説明をしています。
また、多様な価値観の尊重や人権問題に配慮した事業活動、多様な従業員が生産性高く、持てる力を最大限発揮し、誇りとやりがいを持って活躍できる企業を実現する観点から、ダイバーシティ&インクルージョンに関する取り組みについて記載を充実化しました。
https://www.nipponsteel.com/csr/report/
各レポートの内容は、次のとおりです。
「統合報告書2021」
・私たちの姿
目指す姿
社長メッセージ
鉄の魅力
日本製鉄の発展の歴史
・未来へのロードマップ
リスク・機会と当社の戦略~中長期経営計画
国内製鉄事業の再構築とグループ経営の強化
海外事業の深化・拡充に向けた、グローバル戦略の推進
ゼロカーボン・スチールへの挑戦
デジタルトランスフォーメーション戦略の推進
・私たちの強み
価値創造プロセスと日本製鉄の強み
ESG課題におけるマテリアリティ
インプット
(グローバル製造拠点、資源・エネルギーの効率活用、研究開発・ICT 活用、
人材・ダイバーシティ&インクルージョン、キャッシュフロー・バランスシートマネジメント、
社会との連携)
バリューチェーン
製品と用途
・パフォーマンス
・コーポレートガバナンス
・財務情報
・投資家情報
「サステナビリティレポート2021」
・イントロダクション
企業理念、経営理念
社長メッセージ
鉄の魅力
日本製鉄グループのビジネス、
日本製鉄グループのSDGs への貢献
・ESG課題におけるマテリアリティ
・環境への取り組み
日本製鉄の環境経営
気候変動への対応
循環型社会構築への貢献
生物多様性保全の取り組み
環境リスクマネジメントの強化・推進
エネルギー・マテリアルバランス
・社会への取り組み
安全・防災・品質
人権の尊重
ダイバーシティ&インクルージョン
人材育成
サプライチェーンマネジメント
地域・社会との共生
・コーポレートガバナンス
第三者保証報告書、社外からの表彰
今回発行した「統合報告書2021」「サステナビリティレポート2021」が、ステークホルダーの皆さまの日本製鉄へのご理解の一助になれば幸いです。皆さまとの対話を通じて、より読みやすく、内容の充実した報告書となるよう次年度以降も改善を継続して参ります。
日本製鉄は、今後とも持続可能な社会への貢献と企業価値の向上に努めて参る所存です。