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甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 理学療法学科(神戸市東灘区)が、10月26日(火)に医療従事者の生涯学習支援を目的にWeb講演会を開催する。「認知機能と歩行能力の関係」をテーマに、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの土井剛彦氏が最新の知見や研究成果をもとに講演する。理学療法士をはじめ医療従事者を対象に夜間開催。参加費無料・事前申込制。
■本件のポイント■
・理学療法学科が、医療従事者の生涯学習支援を目的に無料講演会をシリーズで開催
・医療従事者のニーズと感染症対策を重視し、就業後の19時からオンラインで実施
・予防老年学のスペシャリストから「認知機能と歩行」に関する最新の知見を提供
■本件の概要■
甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 理学療法学科では、社会貢献活動の一環として、2019年度から理学療法士をはじめ医療従事者を対象に無料講演会を実施している。これは、同学科卒業生やリハビリテーションに従事する理学療法士、その他医療従事者の生涯学習の支援を目的としたもの。リハビリテーション分野の研究者や現役の理学療法士を招き、最新の研究成果や医療技術のトレンドを提供する。
講演会は、医療従事者の参加しやすさを重視し、開催時刻は19時以降に設定している。また、2019年度は対面形式で実施していたが、2020年度からはオンライン形式で実施。感染症対策に加えて、「コロナ禍でも学び続けたい意欲」を持つ受講者のニーズに着目し、オンライン形式にシフトした。
また、対面形式で実施した2019年度の1回あたりの平均受講者数約130名に対し、2021年度は約260名と倍増し、関西圏以外の受講者も増えており、全国各地の医療従事者からのニーズの高まりを認識している。本取り組みを通して、今後も医療従事者の「学びたい意欲」を支援していく。
[参考]受講者人数 ※のべ人数
・2019年度:約260名(対面形式:2回開催)
・2020年度:約400名(オンライン形式:2回開催)
・2021年度:約800名(オンライン形式:3回開催)
10月26日(火)開催の講演会は、「認知知能と歩行能力の関係性」をテーマに開催する。講師に、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの土井剛彦氏を招請。予防老年学のスペシャリストから、歩行能力の低下と認知機能との関わりや、認知症発症リスクを予測できる可能性など、最新の知見・研究成果を学ぶことができる。理学療法士をはじめ医療従事者向けの内容となるが、理学療法を学ぶ学生や一般の視聴も歓迎している。
甲南女子大学看護リハビリテーション学部 理学療法学科 Web講演会
「認知機能は歩行に関連するのか?―認知機能研究の最前線から―」
【開催日時】
2021年10月26日(火)19:00~20:30
【開催方法】
オンライン(YouTubeライブ配信)
【講師紹介】
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
老年学・社会科学研究センター
予防老年学研究部 副部長 土井剛彦氏
【講演概要】
理学療法士として、歩行は最も注目することが多い動作であるといえる。最近の研究により、歩行能力の低下には認知機能の低下が大きく関わっていることがわかってきた。臨床的にも注目されている二重課題下(dual-task)での歩行の変化についても、認知機能との関わりが非常に密接であると考えられる。また、歩行能力の低下が認知症発症リスクなどを予測できる可能性も明らかになってきている。
そこで今回は、認知機能と歩行との関係について、数々の重要な研究成果を報告している土井剛彦氏を招請。最新の知見や同氏の研究成果をもとに、歩行について考える上で重要となる知識について講演を行う。
【参加費】
無料
【申込方法】
甲南女子大学公式HP内「申込フォーム」より申込み
https://www.konan-wu.ac.jp/news/detail.php?id=3302
▼本件に関する問い合わせ先
甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 理学療法学科
TEL:078-413-3722(平日9時~17時)
メール:nurspt@konan-wu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/