「九州DX推進コンソーシアム」を設立し、地域におけるデジタル人材育成と産業創出を推進
なお、先ず人材育成、産業創造ともに福岡県内をフィールドとして成功事例を多く創出すべく推進し、九州全域へ拡大することを目指します。
今後、地方自治体、九州域内の企業や大学等に参加を呼びかけていきます。
設立の背景
新型コロナウイルス感染症の流行により、我が国ではデジタル化の遅れという課題が顕在化しました。こうした中、政府は、2021年6月18日に閣議決定した「成長戦略フォローアップ」、「まち・ひと・しごと創生基本方針2021」及び「経済財政運営と改革の基本方針2021」において、DXの推進を支える人材を育成するためデジタル人材育成プラットフォームを整備するとともに、産学官金が協働する地域包括DX推進拠点を全国でネットワーク化し、DX成功例の創出や人材育成に資するDXプロジェクトを実施することとしています。さらに、地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくことで、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」の実現に動き出しています。本コンソーシアムはこうした動きに応えていくために設立されました。
コンソーシアムの概要
(名称) 九州DX推進コンソーシアム
(設立日) 2021年11月30日
(構成団体)一般社団法人九州経済連合会(共同代表)
国立大学法人九州大学(共同代表)
福岡県
デロイト トーマツ グループ
※今後、企業、地方自治体、大学等に参画を呼び掛け
(活動内容)(1) 地域におけるデジタル人材の育成
(2) 企業へのDX導入支援や地域課題の解決に向けたDX推進
(3) その他コンソーシアムの目的を達成するために必要な活動
デロイト トーマツは、民間企業や教育機関、地方自治体、政府などが共同で、官民連携プラットフォーム「Area Digital Transformation Organization(ADXO:エーディーエックスオー)」を構築し、各地域の特性にあわせた産業育成・イノベーションによる雇用創出と、ビジネスおよびテクノロジーの双方の能力を備えたデジタル人材育成を同時に進める仕組みを提唱しています。ADXOを通じて、セクター間の垣根や既存の業界の壁を越えた地域のDXの取り組みを展開し、かかわる全員が能動的に価値創造に臨むことを目指しています。
福岡はデロイト トーマツ創業の地の一つであり、50年以上事業活動を行いながら九州全体の産官学金の各者との信頼関係を培ってきました。この度の取り組みを通じて様々なステークホルダーとともに、デジタル人材の育成と新ビジネスによる雇用機会の提供を両輪で推進し、地域の発展に貢献していきます。