台湾の蔡英文総統、各界の女性リーダーと共に気候変動へのコミットメントを改めて明言
UN CSW66のメインテーマを受けて、「台湾ジェンダー平等ウィーク(TGEW)」期間中、気候変動の問題に取り組む女性たちの姿を紹介
蔡総統のこの公約は、国際女性デーの祝賀イベントとして、台湾の非政府組織(NGO)である「財団法人婦女権益促進発展基金会」(FWRPD)と台湾外交部が共同で開催した「ウィメンズ・パワーナイト」で行われました。また、各国の駐台外交団の女性メンバーのほか、NGOや経済界の女性リーダーたちが招かれたこのイベントを皮切りに、ジェンダーの平等と気候正義に向けた継続的な取り組みの一環として、30近い国際会議がオンラインで開催される予定になっており、問題の解決に向けた台湾の確固たる姿勢が明確に示されます。
イベントの席上、蔡総統はスピーチで次のように述べています。「台湾は女性のエンパワーメントを推進するために、継続的に志を同じくする国や国際機関との幅広い連携を進めています。インド太平洋地域のパートナーと共に、女性の経済的なエンパワーメントの実現のために、地域における革新的な取り組みに参加してきたほか、国連女性の地位委員会のNGOフォーラムでも台湾の市民団体は確固たる存在感を保ち続けています。皆さんの努力によって、私たちは台湾における経験を全世界と共有することができ、特にジェンダーの平等と女性のエンパワーメントという国連の持続可能な達成目標(SDGs)については、その実現に向けてグローバルパートナーとの連携を一層強まっています。」
FWRPDによると、女性は男性よりも気候変動や環境災害の影響を直接的に受けているものの、真っ先に被害を受ける犠牲者になるだけでなく、最前線の防衛者として際立った取り組みを行っています。このため、今年の台湾ジェンダー平等ウィーク( http://www.tgew.org/ )には、気候正義や男女の平等な権利の実現に関心を持つさまざまな方面の人たちがパートナーとして招かれ、気候行動において女性の果たす重要な役割について詳しく学び、効果的な環境行動の可能性を探ります。気候正義やジェンダー平等の実現のためには一丸となって協力する必要があり、これはまさにそのために必要な変化や行動を集団だと言えます。