湘南工科大学が山梨県北杜市との連携プロジェクトで4輪アシストサイクルを開発 -- 八ヶ岳山麓の縄文遺跡群を巡る観光ツアーで、安全で環境にやさしい乗り物として利用を想定

湘南工科大学

湘南工科大学(神奈川県藤沢市)では現在、電動の4輪アシストサイクルを開発している。これは、山梨県北杜市の依頼を受け、機械工学科と総合デザイン学科の4研究室が合同で進めているプロジェクト。八ヶ岳山麓に点在する縄文遺跡群を巡る観光ツアーでの利用を想定している。株式会社オーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市)デザイン部をアドバイザーに迎え、安全で環境にやさしい乗り物として開発を進めており、3月24日には北杜市役所において試作車を公開した。今後は、2023年度の実用化を目指していく。 ■本件のポイント ・産官学連携による、観光ツアーでの利用を想定した環境にやさしい乗り物の開発 ・受注から製作、納品までを体験する工学分野の実践的な学び  山梨県北杜市周辺には縄文遺跡が点在しており、同地域は2018(平成30)年に「星降る中部高地の縄文世界-数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅-」として文化庁の「日本遺産」に認定されている。  湘南工科大学は2021年1月に北杜市から依頼を受け、縄文遺跡群を巡る観光ツアーでの利用を想定した乗り物の開発プロジェクトをスタートした。  株式会社オーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市)デザイン部をアドバイザーに迎え、全体のスタイリングやデザインコンセプトは同大工学部総合デザイン学科が、車両の設計・構造解析・製作は工学部機械工学科が主に担当。  「安全安心に乗りたい」「ここにしかないリアルな体験を楽しみたい」「オリジナリティーあるデザイン」の3つのニーズを踏まえて、4輪アシストサイクルの開発が決定。コンセプトや仕様を決定していき、オンラインで3D-CADデータを共有しながら工程を進めた。  3月24日には、北杜市役所で試作車を公開。UTYテレビ山梨の「スゴろく」や同局の公式YouTubeチャンネルでも紹介された。  エンジンも燃料も必要がなく、二酸化炭素も出さない電動アシストサイクルは、環境に優しい次世代の乗り物として見直されている。  開発中の4輪アシストサイクルは、インバウンド需要も視野に、外国人観光客でも気軽に楽しめるよう免許不要で一般道の車道を走行でき、親子などでの二人乗りも可能な仕様になっている。  今後、実走試験を重ね、2023年度の実用化を目指していく。 (参考) ・星降る中部高地の縄文世界 -数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅-  https://jomon.co/ ▼本件に関する問い合わせ先 湘南工科大学 入試課広報 住所:〒251-8511 神奈川県藤沢市辻堂東海岸1-1-25 TEL:0466-30-0259 FAX:0466-34-4022 メール:koho@center.shonan-it.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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