ネットワークプレイヤーアプリ「Share to Care」が日本で初めてソフトウェアJIS認証を取得
ソフトウェア開発における品質要求対応および品質管理体制が認められ
アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、社長:栗山 年弘、本社:東京都、以下「アルプスアルパイン」)が開発した、音楽や動画、写真などを異なる端末間で共有して楽しむことができるネットワークプレイヤーアプリ「Share to Care(S.t.C)」が、2022年6月9日にソフトウェアJIS認証(JIS X 25051に基づくソフトウェアやデータなどの電磁的記録に関するJISマーク認証)を取得しました。本認証は、日本を代表する第三者認証機関である一般財団法人日本品質保証機構(以下「JQA」)により審査され認証が授与されるものです。同アプリ開発におけるソフトウェアの品質要求対応や品質管理体制が認められました。なお、2019年7月の電磁的記録に関するJISマーク表示制度発足以来、同認証の取得はアルプスアルパインが日本で初めてとなります。アルプスアルパインでは、さまざまな市場で今後さらに重要性の高まるソフトウェア開発において、引き続き高い品質を追究するとともに、ソフトウェア人財の採用・育成にも注力して開発体制強化を進めることで、ハードウェアとソフトウェアを融合した機能デバイスの開発を加速させ、社会に新たな価値を提供してまいります。
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認証取得の背景
近年では、産機や工場、都市などのIoT(Internet of Things)化推進やCASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)をはじめとした自動車業界における技術革新の加速により、あらゆるものがインターネットに接続され新たな価値を生み出しています。これに伴い、それらシステムを制御するソフトウェアの重要性が増しています。さらには、企業における業務のデジタル化・DX 実現のための新たなソフトウェア需要も拡大しており、その品質に対する意識が大きく高まっています。ソフトウェア品質向上のためには、自社視点での改善のみならず、ユーザー視点を意識した付加価値検討や品質要求対応が求められます。
これら市場動向を背景に、アルプスアルパインでもソフトウェア開発比率が高まってきています。過去よりハードウェアのみならず、車載モジュールをはじめとした自社製品向けの組み込みソフトウェア※1開発や、ナビアプリ「ALPINE SmartX」※2といったアプリケーション開発、またカーナビゲーション開発を通じて蓄積してきたハードウェアとソフトウェアをシームレスかつストレスフリーに動作させるためのシステム設計を行ってきましたが、さらなるソフトウェア開発力の強化が必要不可欠です。そのため現在では、ソフトウェア人財の採用・育成強化に加え、IoT・CASE領域における先行開発の加速、一般消費者向けのアプリケーション開発などを積極的に行い、ノウハウの蓄積に注力しています。
認証取得の詳細
この度、アルプスアルパインが開発したネットワークプレイヤーアプリ「Share to Care」が、経済産業省や総務省からの登録を受けているマネジメント規格の第三者認証機関であるJQAより、ソフトウェアJIS認証(JIS X 25051に基づくソフトウェアやデータなどの電磁的記録に関するJISマーク認証)を取得しました。本認証の取得にあたっては、ソフトウェア評価を行うJNLA※3試験所として国内で初めて登録された株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区、取締役社長:竹田 広光)が規格への適合性評価を実施し、同アプリのソフトウェア開発における品質要求への対応や品質管理体制が認められたもので、2019年7月の電磁的記録に関するJISマーク表示制度発足以来、同認証の取得はアルプスアルパインが日本で初めてとなります。
「Share to Care」は、スマートフォンやタブレットなど各種デバイスに保管された音楽や動画、写真などをWi-Fi