CO₂を吸着する微生物研究スタートアップへの出資について~「ヤマハモーターサステナビリティファンド」から初の出資~

ヤマハ発動機株式会社

 ヤマハ発動機株式会社は、このたび、CO₂削減に向けて有益な微生物テクノロジーの研究を進める米国スタートアップ企業「Andes Ag, Inc」(以下、Andes)へ出資しました。

 今回の出資は、昨年6月に設立した環境分野の課題解決に取り組む企業へ投資を行うファンド「Yamaha Motor Sustainability Fund」による初めての出資です。米国シリコンバレーでCVC*活動を行うグループ会社「Yamaha Motor Ventures(YMV)」の探索活動を通じて実現しました。

 Andesは、大気中のCO₂を土壌に貯留する自然由来の微生物培養の研究を行っています。微生物と植物の種子を効率的に融合させ、微生物にとって安全な容器として種子を使用する研究です。この微生物は植物(トウモロコシ、大豆、小麦など)と共生しながら、大気中からカーボンキャプチャーを行い、土壌中に炭素を永久に取り込みます。そして、実際に行われる土壌調査を通じて検証されたCO₂削減によるカーボンクレジットを生み出すことができます。

 当社は、昨年2月発表の新中期経営計画(2022~2024年)において、これまで進めてきた成⻑戦略と基盤強化に加え、サステナビリティ対応の強化を進めています。目標達成に必要なカーボンニュートラルの取り組みを加速させるため、サステナビリティに寄与する技術とビジネスモデル探索を行っています。今回の出資は、農業分野での応用可能な自然由来の炭素吸着や保存技術、カーボンクレジットに対する知見獲得を目的としています。 
* CVC(Corporate Venture Capital)

 

■「Andes Ag, Inc.」の概要
代表者:  Gonzalo Fuenzalida
本社所在地:  米国カリフォルニア州アラメダ
設立:  2018年
URL:  https://www.andes.bio/

 

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ