国内最大級*のホテル×エンタメコンプレックス|東急歌舞伎町タワー
乃村工藝社は複数エリアのテナントリーシング、企画、デザイン・設計、制作、施工を担当しました
2023年4月14日(金)にオープンした「東急歌舞伎町タワー」(事業主体:東急株式会社、株式会社東急レクリエーション)は、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などからなる、地上48階・地下5階・塔屋1階、高さ約225mの超高層複合施設です。
乃村工藝社は「東急歌舞伎町タワー」 のコンセプト「“好きを極める”場の創出」のもと、
2-5F共用部、エンターテインメントホテル「HOTEL GROOVE SHINJUKU」を含む複数エリアのテナントリーシング、企画、デザイン・設計、制作、施工を担当しました。
「テナント誘致活動は、コロナ禍で日本国中が日々の生活に戸惑っている時期と重なり、店舗ビジネスをされていらっしゃる方々が大変苦しまれていた時期でした。その様な中でもディベロッパー様、テナント様など関係者全員が一致団結し前を向き、日本中で他に類を見ないホテル×エンタメコンプレックス「東急歌舞伎町タワー」が完成しました。オープンを迎えられたことに感慨無量です」中田淳(テナントリーシング担当 )
18・20-38F HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel
左:客室 右:廊下
「街と一体となる」ホテル をデザインコンセプトに、歌舞伎町というあらゆる個性を許容する懐の深い街の特性、歴史や文化を取り込みながら、新宿TOKYU MILANOが建った1956年という時代性(ミッドセンチュリー)を参照し未来志向のハイブリッドな空間をつくり上げています。客室のテーマは「APARTMENT ROOM」。あらゆる個性が棲みついて新しい街の文化を牽引していってもらいたいという想いから、ミッドセンチュリーのデザイン言語をベースに、人工的な光と素材感で、新しい居住空間としてまとめ上げています。
17F JAM 17 DINING & BAR
左:JAM17 エレベーターホール 右:JAM17 DINING
「新宿の街は、民間によって作られた歴史があり、そのために特異なカラーをだしていますが、人間的で温かい側面があります。街との一体感、日本の玄関としての歌舞伎町の在り方、歴史、様々な角度からクライアントと議論を繰り返して出来上がりました。」デザイナー 數坂幸生
(2-5F共用部、 「JAM17 DINING & BAR」、「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」)
3F アミューズメントコンプレックス 「namco TOKYO」 株式会社バンダイナムコアミューズメント
左:ナムコブランド史上初のブラックロゴを採用 右:ゲームを楽しみながら、飲んで食事ができるラウンジスペース
「ゲームセンターが従来持っていたエンターテインメント性と社交性をベースに、アミューズメント、飲食、物販の垣根を越えてクライアントの持つ最新コンテンツ群をマッシュアップ。歌舞伎町の夜を健全に彩る、新しいコミュニケーションスペースを作り出しました。たくさんの『好き』が集まる namco TOKYO は、『好き』なことについて語らい、だれかと楽しみを分かち合うように過ごせる場所です。」
デザイナー 田仲史明、プランナー 阿部鷹仁(「namco TOKYO」担当)
2F エンターテインメントフードホール 「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」株式会社浜倉的商店製作所
左:店舗正面。共用部吹き抜け空間との一体感を演出 右:全国の職と祭りをテーマにした横丁空間
横丁ブームの元祖「恵比寿横丁」「渋谷横丁」などを手掛けた株式会社浜倉的商店製作所が運営する歌舞伎町の次世代エンターテインメントフードホール。 約1000㎡のフロアに「祭り」と「全国の食」をテーマに食と音楽と映像が融合した全10店舗の食祭街です。
「記憶の片隅にある良き昭和の時代感と歌舞伎町ならではのネオ感という、ある意味相反する2つを織り交ぜることで場のコントラストをだしています。約2年間にわたり、昔・今・これからを議論しながら“ハード”をつくるのではなく“空気”をつくっていくことをクライアントとプロジェクトチームで進めてきました。」
no.10 デザイナー富田 弦(新宿カブキhall~歌舞伎横丁」担当)
乃村工藝社について
乃村工藝社は、商業施設、ホテル、企業PR施設、ワークプレイス、博覧会、博物館などの企画、デザイン、設計、施工から運営管理までを手掛ける空間の総合プロデュース企業です。グループ全体では、全国9拠点・海外8拠点、国内外6つのグループ会社で事業展開しています。1892年(明治25年)から培ってきた総合力を活かし、フィジカルとバーチャルを融合させた空間価値の提供で、人びとに「歓びと感動」をお届けしています。近年は、持続可能な社会を実現するため、事業活動を通して幸せなインパクトを生み出す「ソーシャルグッド活動」を推進しています。