デロイト トーマツ、助言型のITサービス品質検証事業を開始
デジタルを活用したビジネス変革やサイバー領域の支援のため、福島や東北地方のIT人材を活用
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一)は、株式会社ウェブレッジ(以下、「ウェブレッジ」)を設立し、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社(東京都千代田区、代表取締役:岩村篤)の完全子会社として事業承継により品質検証事業(助言型)を開始しました。デロイト トーマツ グループは、クライアントが適切にリスクテイクし、的確に経営課題に対応するためのサービスを提供することで、その持続的な成長に貢献することを使命の一つとしています。デロイト トーマツ グループとウェブレッジは、ITサービス品質検証を通じて、デジタルを活用したビジネス変革やサイバー領域において、グローバルに事業展開するクライアントの支援体制を拡充します。ウェブレッジは福島県郡山市を拠点とし、市内に「郡山ウェブレッジラボ」、学校テストフィールド「cocce(こっせ)」を展開し、東北地方において地域に根差したIT人材の採用・育成にも取り組んでいます。この支援体制の拡充により、デロイト トーマツ グループとウェブレッジは、システムの「不具合発見のための検証」として下流工程においてサービス(品質コンサルティング/レビューサービス、テスト設計・実行、UATシナリオ設計+マニュアル作成、テスト自動化、サイバーセキュリティ診断、負荷テスト)を提供します。
また、デロイト トーマツ グループは、デジタルを導入することを主目的とした変革ではなく、デジタルを道具として駆使し、ビジネス自体を根本的に変革していくdX(Business Transformation with Digital)の実装を幅広く支援しており、その一環としてシステムの企画・設計などの上流工程にも数多く関与してきました。そこで、下流工程だけではなく、品質検証の知見を上流工程においても「予防措置のための検証」として、サービス(品質コンサルティング/レビューサービス、設計レビュー支援、ユーザーエクスペリエンス(UX)、ユーザーアンケート調査)を提供することで、開発の初期段階から第三者視点での品質検証が可能となります。その結果、設計書に潜むバグの種を発見し開発、テスト工程での不具合の削減、プロジェクト全体コストの低減に貢献します。
福島および東北地方から、グローバルに活躍するクライアントを支えるため、ウェブレッジとともにより付加価値の高いサービスの展開を目指します。
■新会社の概要
会社名 :株式会社ウェブレッジ
営業開始日 :2023年5月1日
本社所在地 :福島県郡山市西田町大田込内664(旧郡山市立大田小学校)
事業内容 :ITサービスの品質検証事業(助言型)
代表者 :風間崇一
新会社のウェブレッジは、2009年に設立された株式会社ウェブレッジ(2023年5月1日付で株式会社ウェブレッジから株式会社FACT4に商号変更し、以下「FACT4」)から品質検証事業(助言型)の分割を2023年5月1日付で受けるため設立されました。FACT4は、「体験を科学する」をキーワードに、体験を定量的に捉え、科学的に分析する取り組みによって幅広い業種・業態の製品やサービス開発や運用評価の支援に取り組んできました。ITサービスの品質検証および品質向上支援事業や、生体情報を用いた次世代型マーケティング支援事業などにおいて、数多くの実績を有しています。特にシステムの品質検証においては、通算 7,000プロジェクト以上の検証実績を基にした最適なテスト内容を提案するなど、不具合発見のための検証の知見が豊富です。