京都産業大学ギャラリーでは、愛知県立芸術大学准教授でアニメーション作家(ALIMO)としても活躍する美術作家、有持有百氏の作品展を開催。作家ご本人を招いたトークショーも実施した。また、写真展「930年目の賀茂競馬」および京都産業大学ギャラリー所蔵品展「くらしの中の祈り」を同時開催した。
黒い紙に色鉛筆によって描かれる有持有百氏のドローイングは、詩や哲学から触発され、具象であり抽象でもあるイメージや物語を作り出している。今回はドローイング21点、アニメーション作品1点を展示。松井玲奈著の小説の表紙を飾る『累々』も展示された。
また、シュルレアリスムの文学と美術の領域の関係を研究している外国語学部 長谷川ゼミ生が、展示レイアウトや解説文作成に携わり、シュルレアリスムの観点から作品の魅力を紹介、解説した。9月30日(土)には有持有百氏らを講師に招きトークショーを実施し、参加者からは「作品が大変興味深かった。先生方のお話が楽しく且つわかりやすかった」などの声が聞かれた。
同時開催の写真展「930年目の賀茂競馬」では、競馬の騎手である乗尻(のりじり)の動きを中心に、準備の様子から葵祭での神事奉仕に至るまでを紹介。所蔵品展「くらしの中の祈り」は日々の暮らしの中で用いられる「祈り」に関わる道具を展示した。また、学芸員資格取得を目指す本学学生が展示の一部を手掛けた。
鑑賞した人からは「毎年楽しみにしている賀茂競馬の得難い写真を見ることができた」、「人形類の展示が可愛かった」などの感想があった。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・ミニ展示「有持有百のドローイングとシュルレアリスム」
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20230920_869_alimo.html
・写真展「930年目の賀茂競馬」・所蔵品展「くらしの中の祈り」(9月20日~10月7日)
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20230920_869_syozou.html
・トークショー「忘れたイメージを繋ぐ遊び」を開催しました
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20230930_869_image.html
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