フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 8」のファームウェアVer.2.00を公開
発売以降初の大型アップデート
2024年2月7日
フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 8」
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 8」(2023年5月発売)のファームウェアVer.2.00を公開します。
「Z 8」発売以降初の大型アップデートとなるファームウェアVer.2.00では、フラッグシップモデルの「ニコン Z 9」(2021年12月発売)や、最新機種の「ニコン Z f」(2023年10月発売)などに搭載されている静止画・動画撮影の新機能が追加となり、「Z 8」の大幅な進化を実現します。
被写体検出に新たに追加した「鳥」専用のモードでは、さまざまなシーンでの鳥の検出性能が向上し、野鳥撮影をより強力にサポートします。また、あらかじめ設定した撮影条件を被写体が満たすことで自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能も追加し、ユーザーの撮影の選択肢を拡げます。
さらに、複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」も追加。16コマ、32コマでは約1億8000万画素の高解像度画像を得ることができるため、細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった被写体の色や質感、構造などのディテールを細部まで丁寧に描写することができます。
また、「リッチトーンポートレート」の追加によって、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影を実現。さらに、「美肌効果」をはじめとした他の機能との組み合わせにより思い通りの画作りをサポートします。カスタムボタンに割り当てられる機能や操作ボタンのさらなる拡充、さらに、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能などの追加により、操作・機能面での使い勝手も向上しています。
ニコンは、今後もファームウェアアップデートにより製品をさらに進化させ、ユーザーのニーズに応え続けます。
© Matthew Jordan Smith
「リッチトーンポートレート」を活用して撮影した作例
「Z 8」発売以降初の大型アップデートとなるファームウェアVer.2.00では、フラッグシップモデルの「ニコン Z 9」(2021年12月発売)や、最新機種の「ニコン Z f」(2023年10月発売)などに搭載されている静止画・動画撮影の新機能が追加となり、「Z 8」の大幅な進化を実現します。
被写体検出に新たに追加した「鳥」専用のモードでは、さまざまなシーンでの鳥の検出性能が向上し、野鳥撮影をより強力にサポートします。また、あらかじめ設定した撮影条件を被写体が満たすことで自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能も追加し、ユーザーの撮影の選択肢を拡げます。
さらに、複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」も追加。16コマ、32コマでは約1億8000万画素の高解像度画像を得ることができるため、細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった被写体の色や質感、構造などのディテールを細部まで丁寧に描写することができます。
また、「リッチトーンポートレート」の追加によって、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影を実現。さらに、「美肌効果」をはじめとした他の機能との組み合わせにより思い通りの画作りをサポートします。カスタムボタンに割り当てられる機能や操作ボタンのさらなる拡充、さらに、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能などの追加により、操作・機能面での使い勝手も向上しています。
ニコンは、今後もファームウェアアップデートにより製品をさらに進化させ、ユーザーのニーズに応え続けます。
© Matthew Jordan Smith
「リッチトーンポートレート」を活用して撮影した作例
「Z 8」用ファームウェアVer.2.00の主な特長
1.野鳥撮影のニーズに応える「鳥」専用のモードの追加「Z 8」の被写体検出に、「鳥」専用のモードを追加します。「鳥」モードの搭載により、鳥に対する全般的な検出・追尾AF性能が向上。岩山や森など複雑で高コントラストな背景を含め幅広いシーンにおいて、飛んでいる鳥、止まっている鳥、見た目が特徴的な鳥などが検出しやすくなっており、野鳥撮影を楽しむユーザーの期待に応えます。
2.撮影スタイルの幅を拡げる機能の追加
あらかじめ設定した撮影条件を満たすと被写体を自動で静止画・動画撮影できる「オートキャプチャー」機能を追加します。撮影条件は、指定範囲内で被写体が指定の動きをしたら撮影を開始する「モーション」、指定距離範囲内に被写体が入ったら撮影を開始する「距離」※、指定範囲内で指定の被写体(人物・動物・乗り物・飛行機)を検出したら撮影を開始する「被写体検出」の3種類から選択可能で、複数の条件を自由に組み合わせることもできます。また、DXフォーマットミラーレスカメラ対応のレンズ使用時に撮像範囲設定を「DX」に設定した際にも「オートキャプチャー」機能が使用できます。
さらに、カメラを三脚などで固定した状態で撮影した複数枚のRAW(NEF)ファイルを専用ソフトで合成することで、高い解像感の写真を得られる「ピクセルシフト撮影」機能を搭載。細かい装飾が施された建築物や美術品、昆虫の複雑な模様や構造といった色や質感、ディテールをより緻密に再現することができます。
3.より思い通りのポートレート描写を可能にする機能の追加
ピクチャーコントロールに、肌のディテールを描写する豊かな階調のポートレート撮影をサポートする「リッチトーンポートレート」を追加し、ポートレート撮影における選択肢が増えます。レタッチを前提としたウェディングや写真スタジオなどの撮影シーンでのベースの画づくりに適しています。さらに、「人物印象調整」や「美肌効果」などのポートレートに適した多彩な機能や、「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」(2020年12月発売)、「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」(2023年3月発売)、「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」(2023年10月発売)をはじめとしたポートレートに人気のNIKKOR Z レンズとの組み合わせにより、思い通りのポートレート撮影をサポートします。
4.操作性・機能性の向上、その他の機能の追加
・カスタムボタンに割り当てられる機能、操作ボタンを拡充
・異なる階調特性を持つ「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」の追加
・マニュアルフォーカス設定時、シャッターボタン半押しでの拡大表示の解除機能を追加
・フォーカスポイント表示にフォーカスポイント枠の太さ設定を追加
・画像のEXIFに縦横位置情報の「記録をしない」設定が選択可能
・静止画を拡大再生しながらコマ送りする際、顔検出位置にあわせて拡大枠を移動する「ピント位置優先(顔検出)」設定を追加
・カメラにリモートグリップ「MC-N10」(2022年12月発売)を接続した状態で、同時にATOMOS社の「AirGlu」アクセサリー「UltraSync BLUE」にBluetoothで無線接続可能
※ キャプチャー条件「距離」はNIKKOR Z レンズ装着時に使用できる機能です。NIKKOR Z 以外のレンズを装着している場合、動作しないことがあります。
*記載されている会社名および製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。