中国海洋石油集団(CNOOC)向け新造LNG船"GREENERGY OCEAN"の命名式を開催

株式会社 商船三井

~新造LNG船6隻建造プロジェクトの第1船~

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は5月15日、中国海洋石油集団有限公司(China National Offshore Oil Corporation、以下「CNOOC」)が100%出資するCNOOC Gas & Power Singapore Trading & Marketing Pte. Ltd社向けの新造LNG船 "GREENERGY OCEAN"(読み: グリーナジー・オーシャン、以下「本船」)の命名式を中国の滬東中華造船(集団)有限公司(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co.,Ltd.、以下「HUDONG」)にて開催しました。
 

新造LNG船 "GREENERGY OCEAN"
 
命名式の様子

式典に参列した多数の関係者が見守る中、本船は"GREENERGY OCEAN"と命名されました。GREENERGYはGreenとEnergyを組み合わせた造語で、LNGの安定輸送を通して低・脱炭素社会の実現に貢献したい、という想いが込められています。

本船は2022年1月に締結したCNOOC向け新造LNG船6隻の長期定期用船契約(註1)に投入される第1船で、当社はCNOOCおよびCOSCO SHIPPING LNG Investment (Shanghai) Co., Ltdと共同保有します。5月末の竣工後は、CNOOCグループが世界各地から調達するLNGを主に中国向けに輸送する予定です。残りの5隻は2024年より2026年にかけて順次竣工予定です。

当社グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」(註2)において、安定収益型事業の比重をより高め、海運不況時でも黒字を確保する事業ポートフォリオ変革を進めており、本件を含むLNG船隊の拡大はその取り組みの一環です。また、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を掲げる「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」(註3)の「グループ総力を挙げた低・脱炭素事業拡大」にも合致する取り組みです。

当社は、世界最大級の船社としてこれまでに培ってきた経験およびノウハウを生かし、海運を中心にさまざまな社会インフラ事業や技術・サービスを展開し、グループ全体で幅広いお客様のニーズに応えてまいります。グローバルな社会インフラ企業へと飛躍し、青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらき、全てのステークホルダーに新たな価値を届けます。

【GREENERGY OCEAN 主要目】
主要寸法 全長 299.0m、船腹 46.4m、満載喫水 11.5m
船型 174,000m3 メンブレン型
搭載主機 X-DF 2.1 iCER Diesel
造船所 HUDONG
船舶管理会社 MOL LNG SHIP MANAGEMENT PTE. LTD.

(註1)詳細は2022年1月12日付プレスリリース「中国海洋石油集団(CNOOC)向け新造LNG船6隻の長期定期貸船契約を締結」(https://www.mol.co.jp/pr/2022/22004.html)をご参照ください。
(註2)https://ir.mol.co.jp/ja/ir/management/plan.html
(註3)https://www.mol.co.jp/sustainability/environment/vision/


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。

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