優れたデザインで、BASFの自動車用カラーがレッド・ドット賞を受賞
- 今年「レッド・ドット・デザイン賞:プロダクトデザイン部門」を受賞した唯一の自動車用塗料
- 革新的なポリマー構造に基づいた塗料設計
- デザインの美しさ、サステナビリティ、機能性の相互作用がレッド・ドット賞の審査委員会を魅了
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部は、世界で最も権威のあるデザインコンペティションのひとつである「レッド・ドット・デザイン賞:プロダクトデザイン部門」で、今年唯一の自動車用塗料として表彰されました。コーティングス事業本部がデザインしたZENOMENON(ゼノメノン)は、革新的な技術と特別な魅力のあるデザインで、レッド・ドット賞の審査委員会の「素材と表面」カテゴリーの専門家に感銘を与えました。
ZENOMENON(ゼノメノン)は、協力パートナーであるカリフォルニアのサイプレスマテリアル社により開発された、特殊ポリマー構造を用いて設計されています。この特殊ポリマー構造は、再生可能材料を高比率で使用しており、従来の顔料とは異なるものです。この方法により、この色は自動車用塗料の魅力的なデザインにおいて、より持続可能な選択肢となります。自己組織化された層状構造から、可視スペクトルの光を反射する独特のカラーエフェクトを生み出します。これにより、塗装表面にひときわきらめく、玉虫色の輝きを放ちます。このポリマーはLiDARやRADARセンサーシステムにも適しており、将来のモビリティーを見据えています。
「化学会社として、プロダクトデザイン部門でレッド・ドット賞を受賞したことは、私たちにとって非常に名誉なことです。今回の受賞は、BASFのデザインとテクノロジーに関する専門知識、そして自動車業界のお客様が当社に寄せる革新的なソリューションへの信頼を示すものです」と、BASFの自動車用コーティングス部門カラーデザインのグローバル責任者であるマーク・グートヤールは述べています。
レッド・ドット・デザイン賞では、全ての応募作品が、優れたデザインの4つの基本原則(機能性、魅力、使いやすさ、社会的責任)に基づいて評価されます。「ZENOMENON(ゼノメノン)の開発は、非常に未来志向です。特に、デザインの美しさ、サステナビリティ、機能性の相互作用は魅力的です。」と、レッド・ドット賞の審査委員会は述べています。
ZENOMENON(ゼノメノン)で塗装された展示品を含む、全ての受賞作品は、ドイツ・エッセンのユネスコ世界遺産ツォルフェラインにあるレッド・ドット・デザイン・ミュージアムで開催される受賞者展の一環として、2025年5月まで、展示されます。
※この資料はBASF本社(ドイツ)が2024年6月26日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFのコーティングス事業部について
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。