地域の活性化、魅力化に取り組む「奥多摩町活性化事業開発プロジェクト」

多摩大学

多摩大学(東京都多摩市:学長 寺島実郎) 経営情報学部 松本祐一ゼミでは、事業開発を通じた地域課題の解決をゼミのテーマとして、実践的な地域密着型の研究を行っている。 2016年より「みんなでつくる奥多摩」をコンセプトに掲げ、過疎化など奥多摩町(東京都西多摩郡:町長 師岡伸公 氏)の地域課題に取り組み、若者が住みたくなる仕組み作りをテーマに調査、土産開発、拠点づくり、イベント企画等を進めてきた。  松本祐一ゼミでは、2020年にゼミを事業部制にして、「ガチャポン事業部」、「イベント事業部」、「スーパー事業部」に分かれて活動を行い、学生の提案で奥多摩町にスーパー設立を目指した。しかし、コロナ禍で止む無く活動を中断。その際に、新たな企画として「新しい奥多摩をつくる会」に参画、地域の方々から応援をいただきながら、奥多摩町で活動を継続してきた。  2022年1月27日、奥多摩町役場にて、松本祐一教授とゼミ生4名が師岡伸公町長、関係者と今後の奥多摩町との関わりについて意見交換を行い、ゼミ生からは若い移住者をターゲットにした買い物や交流の拠点作りを提案した。  2022年9月22日、多摩大学と奥多摩町は、開かれた地域社会を志向し、自然豊かな奥多摩町を軸とした地域社会への貢献を図るため連携協定を締結した。大学の研究・教育資源を活かして奥多摩町の多機能型地域活性化拠点のオープンを目指すことになった。  2022年10月27日、PORT OKUTAMA(所在地:東京都西多摩郡奥多摩町)店主の舩越章太郎 氏が多摩大学にて、松本祐一ゼミ生と奥多摩駅至近の空き店舗を活用した多機能型活性化拠点の構想について率直な意見交換をした。舩越 氏から多機能型活性化拠点の整備費として奥多摩町の予算化が実現したとの説明があり、2023年3月までのスタートを目指してゼミ生は、情報発信の拠点、土産物開発・販売、大学連携のメリットを活かした塾の設置や観光客のごみ問題対策などを提案し、実際に活動しながら町民、移住者、観光客の交流拠点の魅力化に取り組んだ。  2024年3月25日、多機能型地域活性化拠点「奥多摩AUBA(アウバ)」が、奥多摩駅至近に新設され、奥多摩町と多摩大学がオープニングセレモニーを開催した。  奥多摩AUBAは、奥多摩町の地域在住者と来訪者が気軽に交流できる多機能型活性化拠点として、情報の発信、交換を行い、様々なものが、"あう"「会う、合う、逢う、遇う」機会を創出する場として地域のハブとなる施設を目指している。  今後は、ゼミ内の3事業部により、奥多摩活性化の活動を継続する。  拠点運営部は「奥多摩AUBA」にて試験的な事業や取り組みを行いながら、本格稼働について、奥多摩町と共同で今後の運用に向けた議論を重ねている。  イベント事業部は、奥多摩を舞台にした中小企業向けの合同研修旅行商品を開発中で、京王観光株式会社や多摩信用金庫などの協力を得ながら次年度にモニターツアーを行い、商品化を目指す。  商品開発部は、奥多摩産材を活用したお土産物等の開発やワークショップを開催予定、「奥多摩AUBA」や各種イベント、他地域でも奥多摩のPRを行い、ガチャポン商品も継続して企画していく。 ▼本件に関する問い合わせ先 学長室 高野 智 住所:東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1 TEL:042-337-7300 FAX:042-337-7103 メール:hisho@gr.tama.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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