キャデナス・ウェブ・ツー・キャド株式会社(本社:東京都北区)は、親会社であるドイツCADENAS GmbHのアジア太平洋事業本部長(シニアバイスプレジデント)にカルステン・メーテルマン(Carsten Metelmann)が就任したことをお知らせします。
アジアにおけるイノベーションの推進
カルステン・メーテルマンのアジア太平洋事業本部長(SVP)就任により、CADENASはアジア市場でのプレゼンス強化に積極的に取り組んでいきます。この経験豊かなマネージャーは、EPLAN GmbHをはじめとするドイツの名だたる企業で培った30年以上にわたる事業開発のノウハウを発揮します。
メーテルマンはCADENASにおいて、中国、日本およびその他の将来の市場の拠点でのダイナミックかつ革新的な事業展開を指揮します。
アジアへの橋渡し
アジアはCADENASにとって大きな可能性を秘めた市場です。「私たちは現在、アジア全域で成長を遂げており、新たな可能性を引き出すことで、さらなる拡大を目指しています。現在は日本と中国に重点を置いていますが、これらは将来的に大きな可能性を秘めた最大の市場だからです」とメーテルマンは説明します。「私の目標は、拠点間の連携を強化し、現地法人とグローバル企業の双方に利益をもたらす緊密なネットワークを構築することです」
新設されたこのポジションは、CADENASにとって独アウクスブルクの本社とアジア支社との直接的な接点を確立するものです。「カルステン・メーテルマンによって、我々は現地のニーズを理解するだけでなく本社の戦略的視点も統合できる経験豊かなリーダーを得ることができました」と、CADENASのCEOであるユルゲン・ハイムバッハは強調します。「彼のアジア文化に対する深い理解と、ビジネス関係に対する実際的なアプローチは、当社にとって重要な財産です」
ガウティングとアジアを跨ぐキャリア
カルステン・メーテルマンは、そのキャリアを通じてドイツとアジア現地の両方で仕事をしてきました。中国本土、台湾、フィリピン、日本での職務を通じて、この地域の多様性と市場特有の課題について包括的な理解を深めています。
「アジアにおけるビジネス関係は信頼の上に築かれ、信頼は文化的理解と継続的なプレゼンスによって確立されます」とメーテルマンは強調します。彼の「マルチローカルアプローチ」は、現地チームをそれぞれのエコシステムの不可欠な部分として位置づけることに重点を置いています。「中国は中国のために、日本は日本のために、それが成功への鍵です」
その実務経験に加え、メーテルマンは中国学の学位も取得しており、言語的にも文化的にも強みを発揮しています。バイエルン州ガウティングに家族と住み、アジアとヨーロッパを行き来しながら効率的に職務を果たしています。
可能性を引き出す
日本の部品メーカーであるCKD株式会社との協業は、その一例です。「私たちは、日本にあるお客様の本社にサービスを提供し、中国でお客様のモデル製作を担当し、世界中でお客様をサポートしています。今後もこのようなプロジェクトを立ち上げ、実施していく方針です」とメーテルマンは強調します。
「第1四半期(1~3月)には、アジアの仲間たちと目標や 戦略の策定を進めており、3月末のIndustry Forumで最終的な決定を下す予定です。これらの洞察はその後、各地域の深堀りを通じて検証を進めます。第4四半期には2026年以降の目標設定に集中する予定です」とメーテルマンは説明します。
「私たちは、アジアという地域の価値を、社外のお客さまに対しても、社内の仲間たちに対しても、より一層認知させる必要があります」とメーテルマンは付け加えます。ユルゲン・ハイムバッハもこう説明します。「アジアはダイナミックな市場であり、高い需要がありますが、同時に大きな可能性も秘めています。カルステン・メーテルマンとともに、私たちはこれらの課題にうまく対応することができるでしょう」
今後に向けて
1月初旬から、カルステン・メーテルマンは集中的なオンボーディング・プロセスを行っています。「温かく迎えてくれたすべての同僚に感謝します」とメーテルマンは言います。2月からは日本と中国を訪れ、販売パートナーや顧客と会い、アジアの組織の業績をチェックします。ハイライトとなるのは、Industry Forumとそれに続く2日間のAPAC会議です。
カルステン・メーテルマンの加入により、CADENASはアジアにおけるサクセスストーリーに新たな1ページが加わることを展望しています。彼の豊富な経験、地域の専門知識、戦略的な考え方は、アジア市場におけるCADENASの地位強化に大きく貢献するでしょう。