エンタープライズ向けのコンプライアンスおよび管理機能を備えた
新しいエージェントワークフローと自動化機能により、生産性向上を組織全体に拡大
2025年2月6日(米国時間) - 米国カリフォルニア州サンフランシスコ - AIを活用したソフトウェア開発者プラットフォームとして世界をリードするGitHub(
https://github.com/about)は本日、GitHub Copilotの新機能および機能強化を発表しました。これにより、組織ごとの開発ワークフローに適応し、コーディング作業の効率性がさらに向上します。
新機能には、複数ファイルにわたる変更を自動実装するエージェント機能、Next Editコード提案機能(Next Edit Suggestions)による自動予測と実行、そしてGitHub Copilotのカスタマイズ指示をエディタ内に保存・共有する機能が含まれます。さらに、GitHubは新しい自律型SWEエージェントの初公開、Copilot Editsの一般提供(GA)、GoogleのGemini 2.0 FlashおよびOpenAIのo3-miniのGitHub Copilot ChatおよびCopilot Editsへの導入、GitHub Copilot Workspaceのエンタープライズ向けサポートを発表しました。これらの新機能を活用することで、組織は開発者の生産性を飛躍的に向上させ、コードからプロダクションまでの時間を大幅に短縮することが可能です。
GitHub CEOのトーマス・ドームケ(Thomas Dohmke)は次のように述べています。「開発チームには、今後ますます高度なAIエージェントが仲間として加わり、日々の業務を支援するようになります。本日発表したGitHub Copilotのエージェントモードにより、開発者はわずか1つのプロンプトコマンドで、組織全体のコードベースにまたがるコードの生成・リファクタリング・デプロイを実行できます。開発者がこうしたエージェントと協力して作業できる企業や組織では、生産性の新たな次元が開かれるでしょう」
Copilot Editsが本日より一般提供(GA)されました。本機能により、開発者は編集対象のファイルを指定し、自然言語でGitHub Copilotに変更依頼が可能です。Copilot Editsは、複数のファイルに対して、開発者のワークスペース内でインライン編集を実行し、迅速な反復作業を可能にするUIを備えています。
本日より、以下の新機能がVisual Studio Codeのプレビュー版で利用可能です。
- エージェントモード(Agent Mode):GitHub Copilotが自らの出力結果を検証・修正しながら、ユーザーの指示を一度で完全に実行し、エラーを自動で検出・修正。ターミナルコマンドを提案し、ユーザーに実行を促す。また、ランタイムエラーを解析し、自己修復(セルフヒーリング)を実行。
- Next Editコード提案機能(Next Edit Suggestions):コード変更の加速を実現し、過去の変更内容のコンテキストをもとに、次に行うべき編集を自動で提案。Tabキーを押すだけで、開いているファイルに挿入・削除・置換を即座に適用可能。
- プロンプトファイル(Prompt Files):VS Code内でプロンプトのテンプレートを保存・共有し、再利用可能に。マークダウン形式で、自然言語の指示やファイル参照、コードスニペットを統合。より高度なコーディング作業を支援する「設計図(Blueprint)」として活用可能。
- Vision for Copilot:スクリーンショットや画像を元に、GitHub CopilotがUIを自動生成。altテキストや関連コードも自動作成し、デザインから実装までを数分で完了。
- 新しいAIモデルの追加:GitHub Copilot Chatのパブリックプレビュー版では、最新AIモデル、GoogleのGemini 2.0 FlashとOpenAIのo3-miniが利用可能。さらに、組織全体でのアクセス制御が可能となり、管理者が開発者に使用させるモデルが選択可能に。
さらに、GitHubは、Enterprise Managed Users向けにGitHub Copilot Workspaceの新たなプロビジョニングと認証機能を発表しました。本発表により、企業はGitHub Copilot Workspaceへのアクセスを安全に管理し、開発チーム全体でエージェント機能の活用が可能になります。GitHub Copilot Workspaceのエージェント機能では、開発者がわずか数分でブレインストーミングからコードの実装まで実行できます。計画を生成、コードを実装、自動でエラーを検出して修正するまで、複数のサブエージェントが連携し、開発者と一緒に反復作業を行うことで、チーム間のコラボレーションを効率化します。
最後に、GitHubは、開発者の指示のもとでタスクを独立して処理する完全自律型AIエージェントの構想「Project Padawan」を発表しました。開発者がGitHub Copilotに課題を割り当て、AIに自律的にタスクを完了させ、開発者はその作業をレビューする未来を表しています。GitHubは、GitHub Copilot Extensionsやマルチモデル対応と同様に、AIネイティブなワークフローへの統合を推進し、パートナーやユーザーのフィードバックを取り入れながら開発を進めます。
GitHubに関する情報は、こちらからもご覧いただけます。
Press Release:
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Blog:(英語)
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X:(英語) @github
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【GitHub について】
GitHubは、すべての開発者のためのグローバルなホーム(家)として、安全なソフトウェアの開発、拡張、提供の実現に向け世界有数のAI搭載開発者プラットフォームです。グローバル企業の総収入ランキングトップ100の『Fortune 100』に名を連ねる90%以上の企業の開発者を含む1.5億人以上が、GitHubを利用し素晴らしい共同作業を行っています。GitHubが提供するあらゆるコラボレーション機能により、個人やチームはかつてないほど容易に、より速く、より良いコーディングを実現しています。また、77,000を超える組織がGitHub Copilotを導入しています。
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