~両社のグローバルな提携を通して、保険業界を発展させる新サービスを提供~
ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、世界最大手の保険業界向けテレマティクス・サービス・プロバイダー、Octo Telematics社と提携し、テレマティクス・データを活用してこれまでにないビジネス・インサイトを保険会社と保険契約者に提供することを発表しました。この提携の範囲は広範にわたり、特定の保険会社を対象にしたGo-To-Market戦略(新規市場の開拓戦略)を共有しながら、両社の最先端テクノロジーの活用と共同の研究開発を通して新しいアナリティクス・アルゴリズムやサービスを開発していきます。
現在の自動車保険を取り巻く環境を概観すると、テクノロジーの進化、規制の変更など、ますますコモディティ化が進む市場の中での差別化の必要性から、多くの保険会社が利用ベース保険(UBI)による機会に注目していることは明らかです。ヨーロッパと北米では、UBIの認知度が2010年から2013年の間に3倍に上昇し、イギリスでは、テレマティクス・ベースの自動車保険の売上高が2012年6月から60%以上増加しています。
Octo TelematicsとSASは提携により、保険会社と保険契約者の双方に向けてビジネス価値を創造し、それを証明することで、保険市場へのテレマティクスの導入を加速させます。保険会社は保険契約者に関するより深い洞察を得て、CRMを改善し、より正確な価格設定を行い、予測精度を高めたリスク管理を行うことができるようになります。その一方、保険契約者はパーソナライズされた価格の提示を受け、より安全で付加価値の高いサービスをより適正な価格で受けられるようになります。
SASイタリアのマネージング・ディレクターのマルコ・イカルディ(Marco Icardi)は、「SASの最先端のアナリティクスと革新性、そして当社のテレマティクス・テクノロジー、取扱いデータ、グローバル・リーダーシップの組み合わせは、堅牢なプラットフォームを介して保険業界にテレマティクスの旋風を巻き起こそうという両社のビジョンを具体化した最初のステップです」と述べています。
Octo TelematicsのCEO、ファビオ・スビアンキ(Fabio Sbianchi)氏は、「当社の今日の成功は、保険会社と消費者の双方のニーズを理解する能力の上に成り立っています。つまり、優良な運転習慣に対する報奨、保険金請求管理プロセスの効率化、事故要因の復元、保険金給付賠償プロセスの迅速化などを可能にするサービスを考案・設計・実施してきたことによります。SASとの提携は当社の戦略をさらに推進する礎となります。当社は、大手保険会社や世界的な自動車メーカーにとっての市場ベンチマークとなるべく、SASと共にユニークなプラットフォームを構築していきます」と述べています。
<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、革新的なソリューションを通じて、75,000以上の顧客サイトに、パフォーマンスを向上し、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名(
http://www.sas.com/jp )
SAS Institute Japanは、多くのお客様とパートナー企業に支えられ、日本において30周年を迎えることができました。「これからもAnalyticsでイノベーションを」を合言葉に、日本のアナリティクス市場の深耕を図り、日本の企業や社会に貢献してまいります。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
*2015年2月4日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。