「動物福祉改善のためには、より一般飼育者の意識向上を」 ― 犬猫保護団体向けの大規模調査を実施

動物関連団体へのオンライン寄付サイトを運営する公益社団法人アニマル・ドネーション(所在地:東京都港区、代表理事:西平衣里、通称アニドネ、https://www.animaldonation.org/)は、保護犬・保護猫支援プログラムを運営しているアマゾンジャパン合同会社の協力のもと、保護犬・保護猫を取り巻く環境の実態確認を行うべく、犬猫保護団体を対象としたアンケート調査を実施いたしました。
調査には全国各地から176団体が参加して、犬猫団体観点での現在の環境への認識、団体運営における課題などが浮き彫りとなりました。本日より、アニドネ公式サイトにて調査結果の概要確認とフルレポートがダウンロード可能となっています。
サイトリンク: https://www.animaldonation.org/blog/protective_research/63897 

■調査概要
調査の目的: 犬猫保護団体の現状と課題を確認し、今後の活動レベルおよび一般認知の向上につなげる
保護犬猫の迎え入れ促進や動物福祉改善へ向けた方向性を、業界・行政など多様な視点で検討する
調査期間: 2024年12月12日~29日
調査方法: オンライン調査
調査元: 公益社団法人アニマル・ドネーション
調査回収数: アマゾンジャパンの保護犬・保護猫支援プログラムに登録している犬猫保護176団体
(犬のみ:20団体、猫のみ:98団体、犬猫両方58団体)

■調査結果からのハイライト(抜粋)※詳細はフルレポートをご参照ください。
・ 動物福祉に関して特に懸念が示されたのが「一般オーナーの飼育放棄(82%)」と「一般オーナーの多頭飼育崩壊(80%) 」と、いずれも一般オーナーに向けられている。また、犬のみ保護している団体からは「ブリーダーによる多頭飼育崩壊(80%)」も大きな課題として挙げられた。
・ 法律・制度の課題観としては「ペット流通(生体販売)(84%)」が特に意識されていることが確認された。
・ 団体運営では「充分な運営資金や物資の確保(59%)」に課題感が集中し、団体規模が大きいほど傾向が強まる(67%)
・ 譲渡数を増やすために重要だと思われる点として「動物の社会的地位向上」が最も多く選ばれた(56%)


〇 動物福祉に関して感じている課題を教えてください(複数回答)

〇 法律や制度に対する要望を教えてください(複数回答)

〇 団体活動や運営に関して感じている課題を3つまでお答えください

〇 譲渡数を増やすために必要な対策について、何が重要だと思われますか(複数回答)


■調査分析を通してのコメント(高村 美紀:公益社団法人 アニマル・ドネーション 調査分析チーム)
犬猫保護団体における団体規模別や保護動物別で一定の傾向がみられたことで、業界を捉える解像度が上がったように感じます。例えば団体規模が大きいほうが団体スタッフ集めに、小さいほうが迎え主(里親)集めに課題感を抱えている傾向にあるようです。ただ、そのような状況でも犬猫のことを想った活動を続けていることも回答結果から伺うことができ、保護団体皆さまへの敬意の念を改めて強く持ちました。私たちの活動の中でも大きな柱であるAWGsと重なる部分が多くあると感じることもできましたので、アニドネも動物福祉向上のための情報発信活動を引き続き進めてまいります。
最後に、この調査プロジェクトをアマゾンジャパン様とご一緒できたことに感謝いたします。

□ AWGs(Animal Welfare Goals)とは?
動物の目線で考えたSDGsとして、“一緒に犬猫の住む世界を変えよう”をスローガンに、13のゴールと31のテーマを独自設定した問題提起とアクションサイトです。URL: https://www.animaldonation.org/awgs/ 
多くの課題紹介や提言に対して、いいね!や共有、署名といったアクションは既に13,000を超えています。

『アニマル・ドネーション』とは
動物のためにがんばっている団体と、自分も何かしたいと思う人や企業を結びつける日本初の動物関連に特化したオンライン寄付サイトを運営する中間支援組織です。「どのような施設や活動を支援したらよいか分からない」という多くの方の声に応え、厳正な審査を経て認定された45団体(※)へ寄付をお届けしています。
また、動物福祉の向上を目指して、ともに考えアクションを呼びかけるAWGs(Animal Welfare Goals)プロジェクトも展開して、犬や猫に関連するさまざまな情報の発信を行っています。
※ 寄付先は、動物のためにがんばる団体(保護団体・介在団体・伴侶団体・啓発団体)が対象です。アニドネが提供する情報をもとに、寄付支援者自らが寄付先を選び、オンラインで直接寄付できるのも特徴です。アニドネはこれまでに、個人の方・団体の皆さまから、これまで累計で601,419,614円の寄付金をお預かりし、「保護団体」、「介在団体」、「伴侶団体」、「啓発団体」へ寄付を届け、その活動を支援しています。今後もアニドネに寄せられる多くの寄付金を、高い理念と目標を掲げ活動する団体が有意義に活用できるよう努めてまいります。


■ 法人概要
法人名 : 公益社団法人アニマル・ドネーション( https://www.animaldonation.org/
代表者 : 西平 衣里(にしひら えり) 代表理事・マネジメントディレクター
所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山2-15-5 FARO1F
設 立 : 2010年7月(サービス開始:2011年9月)
活動内容: 1.動物福祉活動の支援に特化した寄付サイトの運営
      2.動物関連団体へのサポート活動
      3.「人と動物の共生」を社会に広める活動

【本リリースに関するお問い合わせ窓口】
公益社団法人アニマル・ドネーション 分析担当 高村(m.takamura@animaldonation.org)
公益社団法人アニマル・ドネーション 広報担当 小澤(k.ozawa@animaldonation.org)








本件に関するお問合わせ先
公益社団法人アニマル・ドネーション 広報担当 小澤(k.ozawa@animaldonation.org)

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この企業の情報

組織名
公益社団法人アニマル・ドネーション
ホームページ
https://www.animaldonation.org
代表者
西平 衣里
上場
非上場
所在地
〒107-0062 東京都港区南青山2丁目15-5FARO1F
連絡先
03-4405-7667

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