■カミロ・サンドバル氏について
第45代トランプ政権の2017年1月から 2021年1月まで、ホワイトハウスの上級顧問、および、米国の連邦最高情報セキュリティ責任者(CISO)を務めました。他にも、連邦のサイバーセキュリティ、人工知能、技術取得ポリシーの策定においてホワイトハウスの主任顧問を務めた実績があり、直近では、第47代トランプ大統領移行チームの顧問を務める等、サイバーセキュリティの業界において多種多様な経験・知見を有しています。
■目的
カミロ・サンドバル氏は、過去に米国空軍の国家安全保障局に在籍し、日本での勤務経験があることから、日本国内の投資銀行におけるグローバルな事業戦略、及びM&A・資本業務提携の経験も有しております。こうした最新の市場動向、及び技術動向を踏まえたプロフェッショナルな観点からのアドバイス並びに支援を頂き、守りの生成AI領域における新規事業立ち上げに取り組んでまいります。
<カミロ・サンドバル氏 就任コメント(※1)>
AIは単なる技術ではなく「命を救うための意思決定支援」であり、特に医療や公共サービス分野において早急な導入が必要です。日本の医療技術や電子カルテなどの医療DXが米国より遅れている要因として、日本のリスク回避傾向と意思決定の遅さがあります。解決には「日本流のプロセスへの理解」と「米国流のスピード感」の橋渡しが重要です。
また、ランサムウェア攻撃の急増に直面しているサイバーセキュリティの領域においては、「採用制度改革」や「既存人材の再教育(リスキリング)」といった、政府と民間の連携による教育・実装体制の構築が、日米共通の国家的課題として浮上しています。民間と行政の垣根を越えた公民連携の加速こそが、次代のイノベーション創出の鍵となります。
<代表取締役社長 菅原貴弘コメント>
「“守りの生成AI領域”で目指す、安全なデジタル社会の実現」のために、新規事業「AIシールド事業」の立ち上げにおいて、ホワイトハウスや米空軍並びに投資銀行においてサイバーセキュリティ業界に関する経験が豊富なカミロ・サンドバル氏の知見をお借りすることで、エルテスのさらなる成長を確信しております。
■守りの生成AI領域における新規事業「AIシールド」
エルテスは、生成AIの登場により変化しつつある事業環境に適応するべく、これまで培った強みであるデジタルリスクマネジメントのノウハウを基盤とした新規事業「AIシールド構想」を推進いたします。“守りの生成AI”のコンセプトにより今後益々需要の高まるであろうコンプライアンスリスク領域への市場参入を実施します。
事業展開としては、“守りの生成AI”で国内No1のポジションを獲得すること、大手SIerと強靭な関係構築により、エンタープライズ企業の生成AI Agent導入時のコンプライアンスリスク予算の獲得を目指すことを視野に入れた展開を計画しています。詳細については、2025年4月14日付け「新規事業『AIシールド構想』推進~“守りの生成AI領域”で目指す、安全なデジタル社会の実現~」のリリース(※2)をご確認ください。
<主な事業展開イメージ>
①既存のデジタルリスク事業領域の実績を活かした事業の展開
「生成AI AgentによるSaaSログ内部不正検知」サービスの提供開始
②新規のデジタル事業領域として、段階的な事業の展開
生成AIのリスクコンサル/研修
生成AI Agent開発受託・導入支援サービス
生成AI Agentのリスク管理プラットフォーム
<参考情報>
※1:「Camilo Sandoval: The White House, AI, The Japanese Startups | Are You Human Podcast」より引用(引用についてはカミロ・サンドバル氏より了承をいただいております。)
※2:「新規事業『AIシールド構想』推進~“守りの生成AI領域”で目指す、安全なデジタル社会の実現~」はこちら
https://eltes.co.jp/news/20250414