ビデオリサーチ、高校生を対象に職場体験学習「視聴率調査について~統計データはどう活かされている?~」を開催

株式会社ビデオリサーチ(以下「当社」)は、2025年6月11日(水)本社(東京都千代田区)にて、鹿児島県立甲南高等学校の2年生15名を対象に、統計学習をテーマとした職場体験学習「視聴率調査について~統計データはどう活かされている?~」を開催しました。

ビデオリサーチ_高校生を対象に職場体験学習を開催_広報画像

【目的】
当社では、テレビ視聴率データをはじめとする各種データを、統計を用いて算出しており、これまでも学生の皆さまへ特別講義を提供してまいりました。今回の職場体験学習「視聴率調査について~統計データはどう活かされている?~」は、テレビ視聴率をはじめ、生活のなかにあるさまざまなデータが「統計」から成り立っていることを知り、今後より親しみをもって統計の学びを深めてもらうことで、未来の人材育成に貢献することを目的としています。また、座談会を通じて当社社員から働くことやキャリア形成について直接聞くことで、自分の将来を考えるきっかけとなることを期待しています。甲南高等学校においては、2015年から修学旅行の機会を活用した職場体験学習を提供し、今年で9回目の開催です。

【職場体験学習の様子】
職場体験学習では、視聴率調査に関する講義、職場見学、若手社員との座談会を行いました。

①講義「視聴率調査について~統計データはどう活かされている?~」
●ビデオリサーチの調査から得られる結果の紹介
統計データの例として、当社の年間リアルタイム視聴率ランキング(2024年 全ジャンル/ジャンル別…アニメ、映画)、タレントイメージ調査(2025年1月度)のほか、高校生男女の「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」1年以内利用経験などを、クイズを交えながら紹介しました。
●視聴率調査の調査方法と社会での活用
テレビ視聴率調査を例に、標本調査を行うにあたり重要な標本世帯の選定や調査地区を紹介するほか、視聴率調査が社会にどのような役割を果たしているかを説明しました。講義の中では参加学生と同じ属性である鹿児島地区・男女13-19歳の個人視聴率ランキングと、個人全体(4歳以上)のデータを比較して、特定の年代ならではの特徴は何かを学生と一緒に考えました。
●調査結果を読み解くときに気を付けるべきこと
調査結果を読み解くときのポイントとして「データからいえること」「データから想像できること」について、例を挙げて説明しました。

②座談会
5、6人のグループ3組に分かれ、地方出身の当社若手社員を“先輩”として囲む座談会を実施しました。
  • 「学生の時にやるべきこと」のテーマでは、若手社員から『大人になってからでも勉強できるので、学生の時には好きなこと、興味のあることに取り組むのがおすすめ』とアドバイスがありました。別の若手社員からは『たくさん挑戦して失敗したほうがいい。失敗の中で自分のことをより深く知ることができ、今後に活かせる』との意見も挙がりました。
  • 参加学生から「就職活動」に対する不安の声が挙がりましたが、若手社員は『受験と違い頑張った分の成果が出るわけではなく難しいが、いろんな人と話をすることで相性の良い会社を探せるといい』と意見を述べました。
  • 「仕事をするうえで大切なこと」のテーマで、IT部署の若手社員は知識が無い中でスタートした仕事に対して、『勉強する姿勢が大事。わからないことがあるときは周りに聞いたほうがいい。自分なりに考えたうえで先輩に質問する』と自身の経験を交えてアドバイスしました。
【参加学生コメント】
<講義「視聴率調査について~統計データはどう活かされている?~」の感想>

・ビデオリサーチや視聴率のことを知らなかったので勉強になった。今後テレビの視聴の仕方も変わると思う
・テレビ視聴率が社会にどのような役割を果たしているかを知らなかったので、勉強になった
・自分が視聴しているものがデータとなり、テレビ視聴率として扱われていることに驚いた
・エンタメ業界に就職したいと思っていたが、今回の講義を受けて、テレビを支える仕事についても知りたいと思った

<座談会>
・大学選びなど進路に不安があったが、年齢の近い社会人の先輩に話を聞けて学びになった
・先輩から「高校生のうちから好きなものを見つけておくと、社会人になってから初対面の人、年齢が離れている人にも自分のことを伝えられる」とアドバイスをもらったので、自分がどんなものに興味関心をもつのかを探していきたい
・高校卒業後は上京を検討している。不安もあったが、同じく地方出身の先輩の話を聞いて、楽しみな面が多くなった
…など、講義で学んだテレビ視聴率調査や若手社員との交流に関する感想を述べました。

【当社コメント】
近年、データサイエンス教育の重要性が高まる中、2021年からは中学校の学習指導要領にも、統計的な思考力を育む教育が新たに盛り込まれるなど、統計教育の充実が進められています。こうした背景もあり、ビデオリサーチでは、テレビ視聴率をはじめとする多様なデータの収集・分析を通じて培ってきた統計の知見を、次世代の人材育成に活かす取り組みを推進しています。今回、高校生を対象に視聴率の測定方法やその社会的意義について紹介する講義を実施することは、単なる企業活動の紹介にとどまらず、実社会において統計がどのように活用されているかを体感してもらう貴重な機会となります。また、データを扱う現場で活躍する若手社員の経験や考えに触れることで、生徒たちが将来のキャリアについて考えるきっかけとなることも期待しています。
今後も、当社が持つ統計技術やデータ活用のノウハウを教育現場と共有することで、社会全体のデータリテラシー向上に貢献してまいります。

●株式会社ビデオリサーチhttps://www.videor.co.jp/
株式会社ビデオリサーチは、テレビを含む動画ビジネスを支えるデータ&システム会社です。1962年にテレビ視聴率データを提供する調査機関として設立され、日本国内におけるテレビ視聴率調査や各種メディアデータ、マーケティングデータを提供しています。公正なデータと信頼性の高い指標を基盤に、企業のマーケティング課題解決をトータルサポートし、知恵と情熱でデータ&システムを駆使するソリューションカンパニーとして、企業の意思決定を支援しています。
本件に関するお問合わせ先
(株)ビデオリサーチコミュニケーションズ
ビデオリサーチグループ広報セクション
Tel:03-5860-1723 E-mail:info@videor.co.jp

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この企業の情報

組織名
株式会社ビデオリサーチ
ホームページ
https://www.videor.co.jp/
代表者
石川 豊
資本金
22,050 万円
上場
非上場
所在地
〒102-0075 東京都千代田区三番町6-17
連絡先
03-5860-1723

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