AQ Groupは、注文住宅ブランド「アキュラホーム」を主軸に、高級邸宅を手掛ける「AQレジデンス」、コストパフォーマンスに優れた「AQハウス」の3ブランドを展開し、住宅市場の多様化に対応しています。「アキュラホーム」は構造安定性を高めつつ設計自由度を強化することで、中核領域において継続的な成長を実現しました。「AQハウス」は、昨年3月に誕生した新ブランドにも関わらず、オリジナル構法「AQダイナミック構法」で理想の間取りとコストを両立。特に、DINKs世帯や郊外から高いニーズが見られました。アッパー層をターゲットとする「AQレジデンス」に続き、高コスパ「AQハウス」の展開により対象セグメントを広げられたことが、売上高の更新に繋がりました。
また、昨年10月には、「木造建築都市(まち)の復興」と「脱炭素社会」をミッションに掲げ、日本最大級の木造建築集団を目指す「フォレストビルダーズ」を発足。同じ志を持った地域工務店や中小ゼネコンのメンバーと共に、木造建築の普及を本格的にスタートさせました。加盟企業には、弊社の独自開発技術や設計ノウハウを提供し、募集開始約半年間で30社が加盟するなど順調に拡大しています。
さらには、建築時のCO2の排出量が削減できることで昨今トレンドになっている木造マンション市場にも本格参入。弊社が手掛ける木造マンションシリーズ「AQフォレスト」一棟目となる「AQフォレスト 大宮桜木町」は今年5月に竣工しました。耐震性や耐火性、遮音性などは一般的な鉄筋コンクリート造と同等以上でありながら、低コスト、短工期を実現させており、多くの有識者や不動産企業の関係者らが高い関心を寄せています。同シリーズは、全棟で国産材利用比率50%以上を宣言するなど、環境に配慮した次世代型の木造マンションであり、賃貸住宅市場でも存在感を高めつつあります。
AQハウス 平屋建てイメージパース
フォレストビルダーズ第1回総会
AQフォレスト大宮桜木町
新社長就任で描く次なる成長軌道
41期は注文住宅事業と新規事業の2本柱確立へ
今年3月には創業者の宮沢俊哉(現:代表取締役会長)に代わり、加藤博昭が新社長に就任。5月の株主総会を経て正式に新体制がスタートしました。発展的継承を推進する新社長のもと、41期は、売上高800億円達成を目指してまいります。1本目の柱である注文住宅事業においては、シェア拡大をはじめ、販売・集客・生産の効率化を図り、年間受注2500棟体制、売上高570億円を目標として掲げます。そして、新ブランド・工務店支援事業・木造マンションシリーズの展開などが、事業の2本目の柱として弊社の利益構造の中核を担います。
建築業者同士が高め合う“共創”をコンセプトにする「フォレストビルダーズ」は、41期中に60社の加盟を目標に展開を強化する構想。着実に日本最大級の木造建築集団へと歩みを進め、弊社のオリジナル構法を提供できるエリアを拡充します。また「AQフォレスト」は2027年までに都内6現場の完成を予定し、木造集合住宅の新たなスタンダード確立に向け着実に進展しています。今後リーシング事業も視野に入れ、収益基盤の拡大を図ります。
AQ Groupは今後も、品質、価格、環境のバランスに優れた商品やサービス提案を通じて、変化する住宅市場で持続可能な成長を実現する企業として邁進してまいります。