5月18日、メキシコ・グアナファト大学で創価大学(東京都八王子市)とグアナファト大学の学術交流協定締結25周年記念の式典が開催され、創価大学からは馬場善久学長らが参加した。式典では、両大学の交流締結時より尽力してきたルイス・リオンダ名誉教授が25年間の創価大学とグアナファト大学の交流の歴史について挨拶。続いて、両大学の学長による記念のスピーチが行われた。
グアナファト大学はメキシコ中部のグアナファト市に位置する国立大学で、1732年にイエズス会の学校として設立。法学部や医学部、デザイン学部など学部は多岐にわたり、世界各地から多くの留学生が集う伝統ある大学である。
式典では、創価大学の馬場学長が記念のスピーチを行い、「日本は大恩あるメキシコに貢献していく使命があるとの創立者の信念を継承し、創価大学はメキシコの発展に貢献していきたい」と述べた。また、メキシコの偉人、ベニート・ファレスに触れ、「様々な文化を受入れ発展させてきたメキシコ人こそ、現代世界における真の世界市民の模範であり、そのようなメキシコの方々との友好をさらに拡大し、世界の平和のために、両校の連帯がより一層深まるよう尽力していきたい」と語り、「教育こそが、偉大な人間をつくるフォートレスであり、混迷する現代社会を改善し、異文化の壁を乗り越え、平和社会を実現するための希望の灯台であると確信して今後も前進してまいりたい」と教育の重要性と交流への抱負を語った。
グアナファト大学のカブレラ総長は、「創価大学との交流が相互の信頼と尊敬の念に根差した真実の友情の軌跡であり、語学を通じて開始した両校の交流が今や世界平和への人材を育成する重要な事業に発展している」と述べ、創価大学の創立者である池田大作氏が1997年にインド・ラジブ・ガンジー現代問題研究所における記念講演で発表した「教育によってこそ、我々は無力感から解放され、自分自身への不信感から解放されます。自分の中に眠っていた能力を開花させ、完全なるものに到達しようという魂の意欲を、思う存分に伸ばしていく。これが教育です。(1997年10月21日『ニュー・ヒューマニズム』の世紀へより)」という言葉にグアナファト大学が標榜する教育理念が凝縮されている」と今後も両大学の有意義な交流を念願した。
式典終了後には両大学の交流25周年を記念するプレートの除幕式と写真展の開幕式、翌日にはグアナファト大学の学生主催の「エスピラル(スパイラルの意)」の特別展として設置された「希望の種子」展のオープニング・セレモニーが行われた。
今回、メキシコを訪問した馬場学長は「メキシコ滞在中にはメキシコ創友会(同窓会)の総会にも参加し、グアナファト大学に交換留学中の本学学生とも交流の機会を持ちました。卒業生の中には、同大学で教鞭をとっているメンバーもいました。世界各地で活躍する卒業生たちの姿に触れ、グローバル社会に貢献する本学の使命の大きさを更に実感いたしました」と語った。
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