京都産業大学世界問題研究所は、京都産業大学創立50周年を記念し、7月25日(土)に廣池千九郎記念講堂(千葉県柏市)において、シンポジウム「若泉敬先生の再発見―沖縄返還交渉と日本の未来―」を開催する。
京都産業大学世界問題研究所は、同研究所の所長を務めた若泉敬教授※の志を学ぶシンポジウムを開催する。
世界問題研究所長を務めた若泉教授は、1965年の京都産業大学開学後まもなく赴任し、長年にわたり、建学の精神の具現に向けて数多くの若者を薫陶し、我が国の歴史伝統を重んじる心と、日本人として生きることの矜持を、身をもって示した。
さらに若泉教授は国際人として、人類の平和と幸福にどのように寄与すべきかを絶えず問い続けていた。こうした若泉教授の遺徳をしのび、その功績を未来の社会に生かすべく、このシンポジウムを開く運びとなった。
現在も同大では、長年にわたって多大な貢献をした若泉教授の寄付をもとに「若泉敬記念基金」を設立し、「若泉敬記念基金」懸賞論文として運用するなど、若者の教育に熱心であった教授の意志を受け継いでいる。
なお、秋には沖縄問題をテーマとしたシンポジウムを同大世界問題研究所主催で企画している。
■京都産業大学 創立50周年記念シンポジウム
「若泉敬先生の再発見―沖縄返還交渉と日本の未来―」
【開催日時】 2015年7月25日(土) 13時30分~16時30分
【会 場】 廣池千九郎記念講堂(廣池学園内)
千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
東武バス(1番乗り場)に乗車、「麗澤大学前」で下車(約4分)
【内 容】
開会のあいさつ 大城 光正 京都産業大学 学長
-----------------------------------------------------------------------
基調講演(60分)
「沖縄返還交渉と日米関係の一側面(若泉敬先生を偲ぶ)」
佐伯 浩明 氏 (ジャーナリスト、元産経新聞政治部編集委員)
-----------------------------------------------------------------------
パネルディスカッション(90分)
「日本の安保政策の形成と若泉敬先生」
西原 正 氏 (一般財団法人 平和・安全保障研究所理事長 元防衛大学校長)
「日米交渉外交官としての若泉敬先生」
東郷 和彦 (京都産業大学世界問題研究所長
「京都産業大学における若泉敬先生」
吉村 信二 氏 (京都産業大学 卒業生)
「講演者と発題者の相互討論!」
司会: 所 功 氏 (京都産業大学名誉教授、公益財団法人モラロジー研究所 教授)
------------------------------------------------------------------------
閉会のあいさつ 廣池 幹堂 氏 公益財団法人モラロジー研究所 理事長
------------------------------------------------------------------------
懇 親 会(有料)17時30分~19時30分
シンポジウム終了後、若泉敬先生とご親交のあった方々を交えての懇親会を行う。
懇親会参加費: 6,000円 (シンポジウムのみ参加の場合は無料)
懇親会会場: 廣池学園内キャンパスプラザ
申 込: 事前申込要、7月16日(木)必着(先着順)
*本学ホームページ申込フォーム、FAX、官製ハガキ(氏名[ふりがな]・住所・TELを記入の上)にて申し込み。
【申し込み】 同大ホームページ申込フォーム、FAX、官製ハガキにて申し込み。
締 切: 2015年7月16日(木)必着
シンポジウム 定員200名(先着順)
懇 親 会 定員100名(先着順)
・ホームページ申込フォームの場合
同大ホームページ
http://www.kyoto-su.ac.jp にアクセスし、必要事項を入力の上送信。
・ハガキの場合
1.郵便番号 2.住所 3.電話番号 4.氏名(ふりがな) 5.参加希望人数
6.件名「若泉敬先生の再発見」7.懇親会の参加(参加人数)・不参加 8.卒業学部・卒業年
を官製ハガキに明記の上、下記まで送付。
・FAXの場合
添付チラシのFAX申込用紙に記入の上、075-705-1960まで申し込み。
申込先
京都産業大学 連携推進室
ホームページ申込フォーム
http://www.kyoto-su.ac.jp/more/2015/305/20150725_sympo.html
ハガキ 〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
FAX 075-705-1960
【主 催】 京都産業大学世界問題研究所
【共 催】 公益財団法人モラロジー研究所
【後 援】 京都産業大学同窓会・学校法人廣池学園麗澤大学
◆基調講演講師 佐伯 浩明(さえき・ひろあき)氏プロフィール
昭和19年(1944年)12月11日、旧満州国新京市(現中国長春市)生まれ。昭和44年3月学習院大学法学部卒。同46年3月慶応大学法学部卒。同4月産経新聞入社。夕刊フジ報道部、政治部官邸キャップ、同編集委員、千葉総局長などを経て平成17年3月産経新聞社退社、同4月日本工業新聞社関東総局長、同編集委員などを経て、平成23年4月同社退社。ジャーナリスト活動に入る。現在、全国日本語学校連合会の首席研究員として『留学生通信』と月刊誌『政経往来』に執筆中。他に「北朝鮮難民救援基金」「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」会員として人権運動に取り組む。
共著・『戦後史開封―昭和40年代編』(扶桑社文庫)。『やすくにの祈り』(日本工業新聞社)。
※若泉敬(わかいずみ けい 1930−1996年)
国際政治学者。東京大学法学部、ロンドン大学院卒業。1966年に本学教授として招聘され、1966年世界問題研究所所員となり、1970年から1980年まで同研究所長を務める。
沖縄返還交渉における日本国首相の密使と言われる重要な役割を果たした人物として注目されている。
〈参考〉
著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」(文芸春秋、1994年5月)
テレビ「戦後50年その時日本は 第7回 沖縄返還 日米の密約」(NHK、1995年10月)
「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」(NHK、2010年6月2010年度文化庁芸術祭大賞)
「総理の密使~核密約42年目の真実~」(TBS、2011年2月)
※京都産業大学HPでも紹介
http://www.kyoto-su.ac.jp/more/2015/305/20150725_sympo.html
▼この件に関する問い合わせ先
京都産業大学
連携推進室
TEL: 075-705-2952
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/