インドネシア・バングラデシュのトイレの建設・改修に対して1,910万円を寄付
株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、日本国内のビジネスパートナーであり主に水まわり製品を販売するLIXIL住設・タイル代理店会会員企業と協働し、会員からの寄付によって東南アジアの衛生環境改善に貢献する「トイレで未来を創るプロジェクト」を実施します。本プロジェクトは、LIXILと国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(以下ワールド・ビジョン・ジャパン)とのパートナーシップのもと、トイレの衛生環境が整っていないインドネシアとバングラデシュを対象に、トイレの建設および改修、衛生啓発活動の実施を行います。
世界では現在、約5人に2人が安全に管理された衛生設備(トイレ)を使用できない状況にあります 。LIXILでは、SATO事業を通じて、安全で快適な衛生ソリューションを提供し、世界中の人びとの衛生環境の改善を目指しています。この取り組みをさらに加速させるため、日本国内では、日本国内の対象商品ご購入につき売り上げの一部を寄付する「みんなにキレイをプロジェクト」(
https://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/minnanikireiwopj/)を2022年から実施しています。
その一方で、日本国内のビジネスパートナーである住設・タイル代理店企業の多くから、グローバルな衛生課題解決に向けて、自分たちが今まで以上にできることはないのか、という声をいただいていました。そこでこのたび、LIXIL住設・タイル代理店会会員企業のみなさまが現地に直接貢献できる新たな枠組みとして、本プロジェクトを立ち上げました。
本プロジェクトは、ご賛同いただいたLIXIL住設・タイル代理店会会員企業から寄付を募り、LIXILとパートナーシップを締結しているワールド・ビジョン・ジャパンを通じて、対象国のトイレ建設および改修費用に充てるものです。2025年7月~10月までに寄付募集を行い、132社から総額1,910万円の寄付金が集まりました。この寄付金は、著しい経済発展の裏側で、依然として多くの人々が衛生的なトイレのない生活を余儀なくされているインドネシア・バングラデシュにおいて、学校のトイレ建設および改修・SATOの製品費用などに使用されます。また、各事業地のニーズに合わせて手洗いや月経管理に関わる啓発活動を行い、子どもたちや住民の衛生行動の改善を促します。
今後もLIXILは、開発途上国向けに手頃な価格で革新的なトイレや手洗いなどの衛生ソリューションを提供するSATOブランドや、さまざまな企業・非営利団体などとのパートナーシップを通じて、人びとの健康を守る基本的な衛生設備に誰もがアクセスできる世界の実現を目指してまいります。
<参考資料>
■「トイレで未来を創るプロジェクト」概要
本プロジェクトは、ご賛同いただいたLIXIL住設・タイル代理店企業から寄付を募り、ワールド・ビジョン・ジャパンを通じて、インドネシア・バングラデシュにおける子どもたちの健やかな学習環境を支えるため、学校にトイレを建設します。
・寄付募集対象: LIXIL住設・タイル代理店会 会員代理店
・寄付対象国: インドネシア、バングラデシュ
・寄付金額: 1,910万円
・寄付参加社数:132社
・寄付金用途:インドネシア、バングラデシュにおける学校のトイレ建設および改修、SATOの製品費用、トイレ建設・改修に関する諸経費、衛生啓発活動の実施等
・トイレ建設数(予定): 10か所
・プロジェクトスケジュール(予定):
寄付募集期間: 2025年7月~10月
現地工事期間: 2025年11月~2026年3月
完成: 2026年3月以降
About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2025年3月期に1兆5,047億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/