株式会社オーディオテクニカ(本社:東京都町田市)は、デュアルムービングコイルMCカートリッジの象徴である「AT33」シリーズを全面刷新し、「AT33x」シリーズとして、10月31日(金)に発売いたします。1977年に誕生したヘッドシェル一体型MCカートリッジ『AT34』を起源とし、時代の変化に応じて進化を重ねてきた本シリーズは、長年にわたり世界中の愛好家に愛され続けてきました。今回、2014年以来11年ぶりとなるフルモデルチェンジを行います。
「AT33x」シリーズ キービジュアル
今回の刷新では、1962年創業時より長年培ってきたフォノカートリッジの技術とノウハウを駆使し、カートリッジベースに亜鉛ダイキャストを初採用するなど、素材を見極めながら高度な加工を施し、最適な構造を突き詰めました。これにより、剛性と制振性を高め、音質のさらなる向上を実現しています。
新しい「AT33x」シリーズは、ステレオカートリッジ『AT33xMLB』『AT33xMLD』『AT33xEN』と、モノラルカートリッジ『AT33xMONO/I』『AT33xMONO/II』の全5モデルをラインナップしています。従来の繊細で高解像度な音に加え、広帯域にわたるバランスの取れた音質を追求し、中低域には密度感を持たせることで、落ち着きのある響きを実現しました。肉声には温かみを、音楽全体には自然で心地よい音色をもたらし、唯一無二のリスニング体験を提供します。