ヤマハ発動機は、当社の商品群の一つであるゴルフカーをベースに、サッカーチームの練習時にデータアナリストが必要とするモニターなどを装備し、それに伴いソーラー発電システム、蓄電池用リチウムイオンバッテリーを搭載した車両を製作し、11月7日にジュビロ磐田へ提供いたしました。
これまで、サッカーの練習時にデータアナリストがチームメンバーへ分析結果を説明する際、大型モニターや電源などを練習場などに手作業で移動・設置していたため、使用できる場面に制約があるという課題がありました。
この課題を解決するため、「移動型データ処理センター」という構想を立案。必要な機材をゴルフカーにパッケージ化することで、サッカーコート内を自由に移動できるようになり、データアナリストの活動の幅を広げることが可能となりました。
ジュビロ磐田に納入したデータアナリストサポートゴルフカー
また、今回製作した車両には、2025年4月に開催された「ヤマハレディスオープン葛城」で提供したゴルフカーにも採用された、フィルム外装技術とオリジナルシートカバーの立体縫製技術を適用。ジュビロ磐田のロゴをあしらった特別外装や特別シート表皮により、意匠性を高めています。これらの外装技術を活用することで、デザインの変更が容易になるだけでなく、使用後の外装部品のリサイクルも簡単に行えるようになります。
太陽電池パネル、ジュビロ磐田ロゴ
ゴルフカー背景:大型液晶モニター搭載
ヤマハ発動機では、資源循環の取り組みとして、現在使用しているバージン材を100%サステナブル材料(リサイクル材、グリーン材、バイオマス材)へ切り替える目標を掲げており、今後も新たな生産技術や材料技術の開発に継続して挑戦してまいります。