オートバックスセブン、「COMPANY® Talent Management」シリーズを採用~データ活用による戦略的な人材配置と育成で、モビリティ新時代への変革を加速~

 株式会社WHI Holdings(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者(CEO):安斎富太郎)は、株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区、代表取締役 社長:堀井勇吾、以下 オートバックスセブン)が、統合人事システム「COMPANY®」のタレントマネジメント製品「COMPANY® Talent Management」シリーズ(以下 CTM2.0)を採用したことをお知らせします。
 これによりオートバックスセブンは、従業員の経験やスキルなどを活かした戦略的な人材配置と育成を推進し、自動車業界の変革期に対応して持続的な成長を実現するための人材基盤を強化します。

「COMPANY®」採用の背景 
 オートバックスセブンは、自動車業界の変革期に直面する中、中期経営計画として「お客様にとっての『モビリティライフのインフラ』をグローバルで目指す」を掲げています。その中で「人的資本の最大化」「イノベーションを創出する組織の変革」「戦略的な人員配置」を人事方針の3つの柱として掲げ、事業戦略の根幹をなす人的資本価値の最大化を推進しています。しかしこれまで、事業戦略の要となる人材情報がグループ各社に分散していたことから、全社横断での適切な人材の発掘や、グループ全体での計画的な人材育成に課題を抱えていました。
 これらの課題解決に向け、2022年より「COMPANY®」シリーズの人事管理・勤怠管理・身上変更ワークフロー・人事評価・給与計算製品を採用し、グループ各社に分散していた人材データの集約を進めてきました。そしてさらに、データ基盤を最大限に活用し、経営戦略と連動したタレントマネジメントを推進するため、新たにCTM2.0の採用を決定しました。採用においては、「COMPANY®」とのシームレスな連携により、客観的データに基づく最適な人員配置シミュレーションを可能にする点や、継続的な活用を支援する伴走型のサポート体制が評価されました。

●期待効果
1.人的資本の可視化と、データに基づく戦略的人事の実現
 「CASE」の登場により自動車業界は急速な技術革新が進み、従来の専門知識に加え、デジタルスキルなどの新たな知識・スキルを持つ人材の確保や、新技術のリスキリングが重要課題となっています。オートバックスセブンにおいても、自動運転車両の普及など事業環境が大きく変化する中、整備技術の高度化に対応できる人材の戦略的な育成・配置に取り組んでいます。しかしこれまでは、「どの店舗に高度な専門技術を持つ整備士がいるか」といった事業戦略の要となる人材情報がグループ各社に分散し、全社的な人材発掘が困難でした。
 CTM2.0を活用することで、既にグループで利用している「COMPANY® 」の人事データベースと連携させ、従業員のスキルや経験といった定性情報と、「自動車整備士」などの国家資格や異動・研修履歴、評価といった定量情報を統合し、人的資本を可視化します。また、可視化した情報を基に特定のスキルや業務経験を持つ人材を抽出してリスト化し、異動案の作成などに活用することによって、次世代技術に対応する人材の計画的な育成・配置を実現します。さらに、システムの定着までを支援する「伴走型サポート」も活用し、変革期を勝ち抜くためのデータに基づいた人事戦略の実行を一貫して推進していきます。
※CASE:「つながる(Connected)」「自動運転(Autonomous)」「共有(Shared)」「電動化(Electric)」という4つの頭文字をとったもので、次世代の車の方向性を表しています。
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2.既存人事システムとの連携による、人材配置業務の効率化
 戦略的な人員配置の検討に向けて、従来は人事部門が表計算ソフトを用いて手作業で組織改編案や人材の異動案を作成し、管理職へ共有していたため、異動案の策定から発令通知の作成といった一連のプロセスに多くの工数を要していました。CTM2.0ではこれらの検討プロセスを、システム上で直感的に行えるようになります。管理職との共同編集も可能となり、異動案共有のための資料作成が不要になります。また、オートバックスセブンが既に利用している「COMPANY®」に蓄積された人事・給与情報とCTM2.0が連携することで、常に最新のデータを活用した可視化や分析が可能になるほか、確定した組織・異動情報も「COMPANY®」の組織・人事データベースへ自動反映できます。これにより、人事部門および管理職の業務負荷を削減し、より付加価値の高い業務へのシフトを支援します。

3.スキル管理による、専門人材の育成強化
 自動車業界の技術革新が加速し、求められるスキルが多様化する中、オートバックスセブンでは、強みである経験豊富な人材が新技術を学び直す「リスキリング」を、持続的成長の鍵として戦略的に推進しています。データ活用人財の育成を推進するなど、中長期的に必要とされるスキル開発にも注力し、今後はCTM2.0を用いて専門スキルの管理を強化していく予定です。これまで各部署で把握されてきた従業員の専門スキルを、全社共通のプラットフォーム上で一元管理し、グループ全体で強化すべき領域や育成対象者を客観的なデータに基づいて特定し、そのデータをもとに計画的な研修を実施することで事業戦略を支える人材基盤の強化を加速させていきます。

●オートバックスセブンからのコメント
 当社は現在、自動車業界が大きな変革期を迎える中、持続的な成長の実現に向け、人的資本経営を推進しています。これまで「COMPANY®」で整備してきた人事データ基盤とタレントマネジメント機能を連携させることで、社員一人ひとりのスキルや経験に加え、個々の強みや志向に応じたより的確な配置と育成を図ってまいります。導入にあたっては、同一基盤上でのシームレスな連携が可能である点を評価し、採用を決定いたしました。
 特に、これまで多大な工数と負担を要していた組織人員配置案の作成がシステム上で可能になることで、大幅な業務効率の向上を見込んでおり、創出された時間を、より戦略的な人事施策の立案・実行に活用できる点にも期待を寄せております。
 まずはオートバックスセブン単体での導入・運用を進め、その効果を検証したうえで、将来的には連結グループ各社への展開を予定しております。
株式会社オートバックスセブン 人事部

 WHI Holdingsは、統合人事システム「COMPANY®」の提供を通じて日本企業の人的資本マネジメントを統合的に支援し、はたらくすべての人が真価を発揮できる社会の実現に努めてまいります。

「COMPANY® Talent Management」シリーズ(呼称:CTM2.0)について
 株式会社Works Human Intelligenceが提供する大手法人向け統合人事システム「COMPANY®」と株式会社サイダスが提供するタレントマネジメントシステム「CYDAS」が融合した製品で、2024年11月より両社が共同して提供を開始しました。「COMPANY®」の豊富な人材データに、「CYDAS」のノウハウや直感的なUI/UX、そして高度なAI技術を組み合わせることで、精度の高い人材データの分析と活用が可能です。日本の人事に長年向き合ってきたノウハウにより、日本企業の高度で複雑な人事制度に迅速かつ持続的に対応し、進化し続けます。
「COMPANY® Talent Management」シリーズ製品サイト https://www.ctm.works-hi.co.jp/

●株式会社WHI Holdingsについて
 WHI Holdingsは、株式会社Works Human Intelligence、株式会社サイダス、株式会社ワークスビジネスサービスを傘下に置き、「人に真価を。」をコーポレートブランドに掲げ、はたらくすべての人が真価を発揮できる社会の実現を目指しています。すべての人事領域を統合的に支援する「HCM Full Suite」構想を2020年より推進し、統合人事システム「COMPANY®」を中核としたサービスの開発、提供を行っています。

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この企業の情報

組織名
株式会社WHI Holdings
ホームページ
https://www.whi-holdings.co.jp/ja/company/outline.html
代表者
安斎 富太郎
資本金
8,158 万円
上場
非上場
所在地
〒107-6021 東京都東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル21階
連絡先
03-5575-5277

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