お客さまの声から生まれた快挙!次世代包装仕様「エコ楽パック」が業界初の賞を受賞(LIXIL 大和工場)他 ー「リクシルをつくる人」Vol.10ー


株式会社LIXILは、世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。

このニュースレターでは、LIXILの高品質な製品の礎となる日本のものづくりに焦点をあてその取り組みをご紹介いたします。


●技術:
お客さまの声から生まれた快挙!次世代包装仕様「エコ楽パック」が業界初の賞を受賞
サッシを製造する大和工場(茨城県)の事例を紹介

大和工場の品質方針である「お客さまの声に耳を傾け、改善を積み重ねる」に基づき、大和工場を中心に、品質部門・事業部と結成したプロジェクトチームが、お客さまの「包装が煩わしい」という声(VOC)を起点に、包装仕様を根本から改善した。
サッシの「輸送時のフィン曲がり」や「開梱時の部材のばらけ」、「ストレッチフィルムの多さ」といった長年の課題に対し、家電の包装をヒントにした差込式の「ダンボールパット」を開発。新たな包装仕様である「エコ楽パック」を生み出した。
これにより、開梱作業の手間を大幅に削減しただけでなく、輸送中の損傷不具合ゼロ、梱包工程の生産性12%向上、年間224万円の削減金額という大きな成果を達成した。
この「お客さまの開梱性向上」と「脱プラスチック」への貢献が評価され、サッシ業界で初となる「日本パッケージングコンテスト」のテクニカル包装賞受賞という快挙にも繋がった。
お客さまの声に真摯に耳を傾け、部門を超えて協力し、粘り強く課題を解決したこの取り組みは、他の製品への横展開も進められている。今後、LIXIL全体の品質と顧客満足度をさらに高める活動へと波及していくことが期待される。


差込式パットの活用により、部材の安定性を高め、フィン曲がりを防止し、ストレッチ使用量を50%削減(奥「エコ楽パック」、手前「旧包装仕様」)




●人材育成:
モチベーションを維持しながら、次世代リーダーの育成を図る
キッチンを製造する社工場(兵庫県)の事例を紹介


社工場は、次世代の班長やリーダークラスの育成を目的に、昨年から若手からリーダー候補まで段階的に学べる階層別研修の構築に取り組んでいる。現在入社1から4年目の従業員に向けて、基礎クラスとなる問題解決型導入研修を進行中だ。
成長や昇格への意欲はあるものの、具体的な仕事の進め方やリーダーシップの学び方に悩む若手にとって、この研修は大きな成長機会となっている。問題解決の基本となる手法や分析、ファシリテーションなどを学び、個人・チームで実際に改善活動を実行する。
工場のラインにおいてリーダーの役割は、改善施策や生産性を考えることからチームを動かすまで多岐にわたる。本来一定の経験を積まないと身に付かないが、理論と実践を学ぶことで早い段階での習得を目指す。受講者がより主体的に取り組めるように、先輩従業員をトレーナーに選出し、不明点や心理的な不安を相談する時間を設けたり、個人別に能力チャート表を作成し現状を可視化するなどサポートの充実を図る。また、工場内での紹介や表彰制度を設けて称賛する機会を設けたり、周囲も受講者が改善活動中は集中できるように配慮するなど工場全体で育成に取り組む。

参加者から「スキルを高めて班長を目指したい」や「日常業務への取り組み方を変えるきっかけになった」との声が上がる


●エンゲージメント:
熱気と笑顔があふれる!「大運動会」開催!部署や国籍、世代を超えた交流で一体感を醸成
トイレを製造する鹿島工場(佐賀県)の事例を紹介


鹿島工場の新たな伝統となりつつある全員主役の「大運動会」が、今年も大成功を収めた。従業員とその家族、約150名が参加。国籍や世代、部署の垣根を越えて交流し、会場は終始、熱気と笑顔に包まれた。
このイベントの最大の特長は、企画から運営まで部署横断の有志メンバーが手掛ける「手作り感」にある。どうすれば皆が楽しめるかを最も工夫し、競技に必要な道具を部署の皆で知恵を出し合い製作したり、課長が自ら実況マイクを握り場を盛り上げたりと、まさに全員が主役だ。元々ものづくりに熱い想いを持つ鹿島工場の協力的な風土がこのイベントを力強く後押ししている。チームのプライドがぶつかり合う「綱引き」や、大逆転劇が生まれた「ムカデ競争」では、応援にも力が入り、工場の一体感は最高潮に。
参加者からは「普段話せない人と一体になれて最高に楽しかった」、「家族の会社への理解が深まる良い機会になった」との声が上がり、アンケートでは2年連続で次回参加希望率100%を達成した。この成功体験は、仕事への活力と仲間との絆を深める大きな財産である。鹿島工場の一大イベントとして、今後さらなる盛り上がりが期待される。


●LIXILを支える工場のエキスパート:
リビング事業部 深谷工場 技術課 設備チーム 伊井 隆介さん
キッチン製造ラインの大幅なリニューアルを完工し、設備担当としての醍醐味を味わう


工場設備の導入や維持を担う伊井は、2年がかりで10名以上が関わったキッチンの天板となる人造大理石の製造ライン設備の大規模リニューアルを担当した。
深谷工場では、20年ほど前から人造大理石の天板を製造をしている。長年改修を重ねてきた設備の老朽化が進んだため、製造ライン全体の配置を整理し、製造工程が円滑に進むように全面改修に踏み切った。

設備担当は、生産全体を把握し、設備を一から設計して社内外の関係者へ指示する役割があるため、電気設備やプログラムシステムなど、幅広い知識が問われる。
今回の最大の難関は、製造を一度も止めることなく、現行設備の移設と新設をつなげることだった。当初、実現は厳しいと想定されていたが、チームで協議や調査を進めていくうちに解決の糸口が見つかり実現性が一気に上がった。
設備導入時にはこうした確かな手応えを感じる瞬間があり、この実感が自身の仕事の醍醐味だと伊井は言う。ここには自分で設定したハードルを一歩一歩クリアする喜び、技術者としての自分で考えたものが思い通りに動く楽しさがある。新設備は生産を止めることなく稼働を開始し、半年経過した現在も安定して動き続けている。


◆伊井さんの紹介は、こちらのwebサイト(https://www.lixil.co.jp/corporate/recruit/interview/ng026/)でも紹介されています。ぜひご覧ください。


参考情報

LIIXLは、国内では、北海道から沖縄まで34拠点の工場を展開し、日本中に水まわり製品、建材製品をお届けしています。
●LIXILの生産拠点について
https://www.lixil.co.jp/corporate/recruit/about/workplace/

●「つくる、つなぐ、とどける」について
現場の第一線で事業活動を支えている工場や開発・設計担当者や工事やメンテナンスを担う人びと、ショールームをはじめとした日々お客さまと接する際の大切にしている想いなどを紹介しています。https://www.lixil.co.jp/corporate/brand/employee/

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この企業の情報

組織名
株式会社LIXIL
ホームページ
https://www.lixil.com/jp/
代表者
瀬戸 欣哉
資本金
6,853,000 万円
上場
東証プライム
所在地
〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1大崎ガーデンタワー24階

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