パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(代表取締役社長:永易正吏、本社:神奈川県横浜市)は、サステナビリティに関する国際的な評価機関であるEcoVadis(本社:フランス) のサステナビリティ評価において、全評価対象企業の上位35%のみに与えられる「ブロンズメダル」を獲得しました。
EcoVadisは、世界185カ国、15万社以上を対象 に企業のサステナビリティパフォーマンスを評価しています。その評価は「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野にわたり、各テーマに設定された21の指標をもとに100点満点でスコア化されます。この度、当社は全体の上位35%に付与される「ブロンズメダル」 を獲得しました。
当社は「一人ひとりのより良いくらしの実現のため、持続可能なモビリティ社会を創造する」ことをミッションとしています。また、当社が事業を営む自動車業界は、その環境負荷の大きさから、ESG(環境・社会・ガバナンス)への対応が強く求められています。環境への取り組みはもちろん、サプライチェーンを含む人権尊重や労働環境の改善、鉱物資源の調達における倫理的配慮、地域社会との共生、安全性の向上など、社会的責任への取り組みも重要です。さらに、ガバナンス面では、これらの取り組みを当社グループおよびサプライチェーンで実践できる体制・仕組みの構築、リスクマネジメントの強化が求められています。自動車業界におけるESGへの取り組みは、企業の持続可能性と競争力を左右する喫緊の課題と言えます。
今回の評価では、評価切り口の内、「持続可能な資材調達」分野で、紛争鉱物管理、CMRT(Conflict Minerals Reporting Template)によるデューデリジェンスなど、サプライチェーン全体で責任ある調達を推進し、環境や社会への配慮を組織的に管理している点が高く評価されました。また、全体的に方針や実施施策、国際基準を支持していることが非常に強いと評価され、特に「環境」「労働と人権」「持続可能な資材調達」は実行力・デューデリジェンスが高度であると評価を受けました。当社の取り組みが国際的な基準に照らして認められたことは、私たちのミッション実現に向けた大きな一歩です。
今後も、持続可能なモビリティ社会の実現に向けて、サステナビリティ活動のさらなる強化に努めます。
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社 取締役 ESG推進担当執行役員 中雄 久嘉
今回の評価は、当社のサステナビリティ活動を国際的な視点で見つめ直す貴重な機会となりました。この評価を糧に、当社のサステナビリティ活動に改善を重ね、業界全体の持続的な発展に寄与できるよう努めていきます。そのために、株主や顧客をはじめとする多様なステークホルダーとの対話を通じて説明責任を果たし、透明性の高い事業運営を心がけます。公正かつ誠実な行動をさらに迅速に実践し、企業価値のさらなる向上を目指してまいります。
EcoVadisメダルについて:
https://resources.ecovadis.com/ja/solution-materials-for-rated/ecovadis-medals-and-badges-ja
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社について
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社は、日本を本社とし、海外8ヵ国に傘下子会社を有するグローバル企業です。Tier1として、国内外の自動車メーカーに、インフォテインメントシステムをはじめとするパナソニックならではの先進技術を提供し、快適で安心・安全なクルマづくりに貢献しています。企業ビジョンに、世界一の「移ごこちデザイン」カンパニーを掲げ、人に寄り添う技術で世界のお客様のご期待にお応えします。
なお当社は、2027年4月1日より社名を「モビテラ株式会社」に変更いたします。
https://automotive.panasonic.com/