~ 品川港南エリアの子どもたちが犬との触れ合いを通じて、命の大切さを学ぶ機会に ~
マース ジャパン リミテッド(本社:東京都港区、社長:後藤 真一、以下、マース ジャパン)は、ペットケア事業の使命として掲げる「ペットのためのより良い世界(A BETTER WORLD FOR PETS)」の実現にむけた取り組みとして、港区港南にある児童館「港南子ども中高生プラザ」で、未就学児から小学生を対象として12月16日に実施された特別体験イベント「わんちゃんとあそぼう!」の開催をサポートしました。このイベントは、「品川港南スタイル研究会」の地域活動の一環として、「こども笑顔のラインプロジェクト」を運営する「一般社団法人マナーニ」と連携して実現したもので、当日は、港南エリアの子どもたち30名が参加し、犬の視点を学ぶ授業や触れ合い体験、心音の聞き比べなどを通じて、犬との関わり方と「命の大切さ」を体感する機会となりました。
小学生向けの実施会での集合写真
■「わんちゃんとあそぼう!」イベント実施概要
① 「犬の気持ち」を考える導入授業からスタート
イベントは、犬と対面する前に「犬の気持ちを知る」ことから始まりました。未就学児には紙芝居を通して、犬との触れ合いの基本となる「3つの約束」(急に触らない/急に走らない/大きな声を出さない)を楽しみながら確認しました。小学生はこの約束を、犬のさまざまな表情の写真を見ながら「犬にも感情がある」ことを考えたり、子どもの身体サイズが小型犬にとっては「大型バスほどの大きさ」に感じられるという視点を学んだりすることで、子どもたちは「上から急に頭をなでられる、触られるのがどれほど怖いか」を実感。犬から見た人間の手に見立てた大きな手の模型を使った体験では、「うわ、こわい!」「これが急に来たらイヤだね」といった声が上がりました。
紙芝居を通じて「3つの約束」を確認する様子
② 未就学児対象:ゆっくり近づき、そっと触れてみる「はじめの一歩」
未就学児向けの実施回では、はじめて犬と触れ合う子が多く、最初は慎重に接する姿も見られました。犬たちの前にしゃがんで観察する時間では、「良い子でかわいいね」とそっと指先で触り、周りの子どもたちも次々に「触ってみたい」と集まり、「犬の肉球はバラみたいな香りがする」と興味を示しました。最後の振り返りでは、「やさしくすると、わんちゃんもやさしい」と、素直な気づきが発表されました。
子どもたちが肉球に触れる様子
③ 小学生対象:観察・理由づけ・気づきが深まる学びに
小学生向けの回では、より深い理解が生まれる場面が多く見られました。子どもたちは、犬の目・耳・尻尾・指の数などを観察し、人との違いや犬同士の個性の違いを議論。「人間と指の数も違うね。足を触ってもおとなしいね」、「同じ犬でも大きさや性格が違うんだ」という発見が飛び交いました。
振り返り発表では、「もっと犬と遊びたい。仲良くしたい」と、今後ももっと犬に触れたいという思いが芽生える時間となりました。
グループに分かれて犬に触れ合い、観察する様子
④ 小学生対象:「命を感じる時間」:心音の聞き比べ
授業の終盤には、心音拡声器を使って人と犬の鼓動を聞き比べる体験も実施。速さの違いに驚きながらも、「どっちも生きてる音なんだ」「心臓があるのは一緒なんだね」という声が上がり、犬も人と同じく生きているという実感を得る時間になりました。
マース ジャパンは、本イベントを通して子どもたちが「命」の大切さ、ペットを飼うことの責任を学ぶ機会となること、そして犬が好きな人、過去の経験から苦手な人、触れ合う機会がなく接し方が分からない人など、動物に対してさまざまな感情を抱いている人がいることを体感することで、ペットと共生する社会実現のための一助となることを願っています。
<開催概要>
■日時:2025年12月16日(火)
①14:30~15:15:未就学児&保護者対象
②16:00~16:45:小学生対象
■会場:港南子ども中高生プラザ(港区港南4-3-7)
■授業内容:
1)犬にとっての世界を知る
2)グループに分かれて介在犬と対面し、犬の目や耳、指の数などを観察
3)どうやったら犬と仲良くなれるのかを考えながら一緒に遊ぶ時間を過ごす
4)最後に、なぜ犬が一緒に遊んでくれたのかを発表
品川港南スタイル研究会について
まちの素敵な未来を夢見る人が集いそれぞれの取組で理想を実現するまちづくりプラットフォームです。オフィスワーカー、居住者、地域団体、企業、行政など、さまざまな立場の人々が関わるこのエリアにおいて、「もっとこうなったらいいのに」という小さな声や問いを出発点に、共に考え、試してみる“実験の場”として2021年度にスタートしました。港南エリアを魅力的な街にしたい企業や有志の集まりで、マース ジャパンは今回のプロジェクトで参画しています。
一般社団法人マナーニについて
2014年から文部科学省・環境省の後援を得て「こども笑顔のラインプロジェクト」という活動名で、全国の国公私立小学校にて命の学びを提供する授業を実施している団体です。目指すのは、教育を通じて「共に生きる力」を育むこと。動物介在教育を受ける子どもだけでなく、活動に参加する飼い主自身と愛犬もふくめ、「教育」を通じて、共感力や非認知能力を高めることを目標としています。
マース ジャパン リミテッドについて
マース ジャパン リミテッドは1975年に設立し、ペットフード事業とスナック菓子事業(スニッカーズ(R)やM&M’S(R)、BE-KIND(R)(ビーカインド(TM)など))を展開しています。ペットフード事業では、「ペットのためのより良い世界(A BETTER WORLD FOR PETS)」の実現を目指し、カルカン/ウィスカス(R)、シーザー(R)、シーバ(R)、プロマネージ(TM)、アイムス(TM)、ペディグリー(R)等のトップブランドや、ニュートロ(TM)、グリニーズ(TM)などの主にペット専門店で扱われているブランドを展開しています。ホームページは、
http://www.marsjapan.co.jp
親会社のマース インコーポレイテッドは、世界70以上の国と地域で事業を展開。世界における年間総売上高は 約500億米ドルで、その製品は世界中で販売されています。総従業員数は約15万名。ホームページは、
http://www.mars.com