比大手小売グループ、SASを活用して10億件のトランザクション・データベースを分析、ポイントカード市場に大変革をもたらす

~SASとビッグデータを活用して高い顧客エンゲージメントの醸成を目指す~

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、フィルピンで最も成功している最大手の企業グループであるSM Retail Group傘下のSM Marketing Convergence Inc.(以下 SM-MCI)が、マルチチャネル顧客エンゲージメントを強化するために、SASのソフトウェアを導入したことを発表しました。SM-MCIは、「SAS(R) Analytics」をベースとした高度な「Customer Decision Hub」を構築して、ロイヤルティ・プログラムを強化していきます。

Customer Decision Hubは「SAS(R) Customer Intelligence」に含まれている複数のソリューションを組み合わせて構築されており、ターゲットのニーズに合ったタイムリーなオファー、正確なターゲティングに基づくプロモーション、高品質なサービスの提供を支援します。SM-MCIは顧客に関する正確な洞察を基に、オンライン、店頭、Eメール、モバイル・メッセージなど最適なチャネルを通して顧客対応を行ないます。このような正確さとオファーの最適化を実現できるのは、ビッグデータ・アナリティクスをおいて他にありません。

SM-MCIに導入されたCustomer Decision Hubでは、まずはマーケティング、プロモーション、ロイヤルティ、アナリティクスの各チームで活用し、その後、一貫性のあるパーソナライズされたコンテキストに沿ったエクスペリエンスを、あらゆるタッチ・ポイントを通じて提供することを目指します。

SM-MCIのプレジデント兼CEOのボールドウィン・ゴランコ(Baldwin Golangco)氏は、「当社は単にマーケティングの自動化だけを目指しているわけではありません。この包括的なアナリティクス・プラットフォームは、オンラインであろうと店舗であろうと、ビッグデータをすべてのお客様に対して魅力的な体験へと変えるものです。SAS Analytics、とりわけ『SAS(R) Visual Analytics』とSAS Customer Intelligenceは当社の成功の鍵であり、お客様一人ひとりの個別のニーズに基づいて、適切なオファーやアクションを適切なチャネルを通して提供するための洞察を導出してくれます」と述べています。

SM-MCIでは、これまでロイヤルティ・プログラムにおいて10億件を超えるトランザクション・データを記録し、毎年500強の店舗から2億件のトランザクションが発生しています。

SASの太平洋地域担当リージョナル・ディレクターのソニー・ハリリ(Sonny Halili)は、「SM-MCIは過去数十年以上にわたり、お客様一人一人に関する知識を頼りにキャンペーンを進めてきました。SM-MCIは会社の成長とともに、アナリティクスに基づいたアプローチこそが成長の継続とお客様の役に立てる唯一の方法であることを学びました。これからもSAS Analyticsを活用して、お客様に関する知識をさらに深めてより強固な関係を築いていきます」と述べています。

SM-MCIはSASを活用して、次のことを実現させようとしています。
• 顧客のプロファイルと洞察に基づいて高度にパーソナライズされた関連性の高いオファーを提供することで、ターゲットを絞り込んだ革新的なマーケティング・キャンペーンを、SM Retail Partnersの顧客に向けて積極的に展開する
• マス・プロモーションを脱して、細かくセグメント化されたコンテキスト型のオファーへとシフトする。従来のチャネルとデジタル・チャネルを活用して、関連性の高い効果的なオファーをロイヤルティ・プログラムの顧客に提供する
• マーケティング・キャンペーンの開発の初期段階からキャンペーン後の測定まで、すべての段階で高速化を進める
• 小売業界におけるロイヤルティのベンチマークになる

SM-MCIはさらに、キャンペーン前のプロファイリングにSAS Visual Analyticsを活用して、ベストなキャンペーン、ターゲット・セグメントの特定、キャンペーンのパフォーマンスとROIの測定の為にキャンペーン後のレポーティングを行っていく予定です。

SAS Customer Intelligenceについて
SAS Customer Intelligenceソリューションはアナリティクスの活用により、顧客のより深い理解と顧客に届くターゲットおよび効果的なマーケティング戦略の策定を支援します。これは、下記の要素を組み込んだCustomer Decision Hubに基づき実現されます。
• 洞察:マーケティング、販売、サービス、その他のアクションに関するデータを分析して洞察を導き出す
• ルール:ビジネス全体にわたるポリシー、手順、制約を管理し、顧客とのコミュニケーションに適したアクションとチャネルを推奨する
• 意思決定ロジック:電話、Eメール、テキスト・メッセージ、ソーシャルメディアへの投稿などの顧客コミュニケーションによる非構造化データを取り込んで、リアルタイムまたはバッチモードでレスポンス処理を実行する
• 追跡と管理:顧客エンゲージメント活動をオムニチャネル化し、最も効果の高いカスマター・エクスペリエンスの提供とのマーケティングROIの最大化を実現する

詳細については、Gartner Magic Quadrant for Multichannel Campaign Management(ガートナー社のマルチチャネル・キャンペーン管理に関するマジック・クアドラント)をご覧ください(1)。
http://www.sas.com/en_us/news/analyst-viewpoints/2015-gartner-magic-quadrant-multichannel-campaign-management.html
SASは、ガートナーのマルチチャネル・キャンペーン管理に関するマジック・クアドラントにおいて、10年連続でリーダーに選出されています(2)。

(1) Gartner Inc. Magic Quadrant for Multichannel Campaign Management. Adam Sarner, Jennifer Beck, Julie Hopkins. April 13, 2015.
(2) ガートナーはガートナー・リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高の評価を得たベンダーのみを選択するようテクノロジー・ユーザーに助言するものでもありません。ガートナー・リサーチの発行物は、ガートナーのリサーチ部門の見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。


<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、革新的なソリューションを通じて、75,000以上の顧客サイトに、パフォーマンスを向上し、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約250名(http://www.sas.com/jp
SAS Institute Japanは、多くのお客様とパートナー企業に支えられ、日本において30周年を迎えることができました。「これからもAnalyticsでイノベーションを」を合言葉に、日本のアナリティクス市場の深耕を図り、日本の企業や社会に貢献してまいります。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2015年7月23日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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