Navistar、SASの導入により車載センサーのIoTデータから洞察を導き出し、車両メンテナンスの優先順位付け、車両故障の防止および走行の安全性向上を実現

~SAS(R)とHadoopベースのビッグデータを活用して安全性と信頼性の向上に取り組む~

商業用トラックやバス、軍用車両、エンジンなどを手がける米国の大手輸送機器メーカーのNavistar International Corporation(以下 Navistar)は、走行時の危険な車両故障を防止するため、全車両にセンサーを搭載して安全性向上に取り組んでいます。同社は、この取り組みを通して、車載センサーからストリーミングされるデータを迅速に分析して、顧客のトラックやバスの安全性を向上させています。

年間売上101億4,000万ドルを誇るNavistarでは、この目的を達成するため、アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)のアドバンスド・アナリティクスと、Hadoopのビッグデータ・アーキテクチャーをはじめとする複数の自社データ・ソースとを多くの部門で統合しています。

Navistarは、車両をリアルタイムでモニターする同社のOnCommand Connection(OCC)システムを最大限に活用するため、SASを導入しました。OCCのセンサーからは、エンジンや故障コードなど、顧客の車両に関する多次元データが常時ストリーミング送信されます。

Navistarのデータ・サイエンティストやアナリストは、SASを使ってセンサーから送られてくる膨大なデータを探索して、車両メンテナンスの優先順位を決定し、故障を防止しています。さらに同社は、各部門でSASを活用して、マーケティング・モデルや価格弾力性モデルの開発、機器修理予測などを行っています。

【SASの活用範囲は全道路と全部門】
Navistarのデータ・サイエンス担当ディレクターであるジャーシー・K・ダパー(Gyasi K. Dapaa)氏は、「当社では全部門でSASを活用しています。データ処理からアドバンスド・アナリティクスまですべてのことが単一のインターフェイスで行えるので大変気に入っています。SASは当社のアナリストとデータ・サイエンティストの労力を節約し、彼らを頭痛の種から救ってくれています」と述べています。

Navistarは、「SASはアナリストがクエリの発行、データ処理、プロファイリング、分析を行うためのワンストップ・ショップを提供し、しかも結果を迅速に出してくれます」と評価しています。

ダパー氏は、「当初、当社ではオープン・ソースの製品を検討していましたが、当社が必要としていたのはパワフルでいてユーザー・フレンドリーなソリューションであり、これがSASの導入の決め手となりました。SASはデータの複雑さを取り払い、分析に基づく洞察を導き出し、当社のビジネスだけでなく、お客様のビジネスをも成功に導いてくれます。お客様の成功なくして、当社の成功はありません」と述べています。

Navistarでは、Teradata のDWHアプライアンスやIBM DB2データベース、Hadoopビッグデータ・アーキテクチャーのデータをSAS環境に統合して分析しています。

ダパー氏は、「SASソフトウェアのインターフェイスはユーザー・フレンドリーであるため、プログラミング技術にそれほど長けていないアナリストでも、興味深い分析プロジェクトの実行や予測モデルの作成を先頭に立って進めることができます。その一方で、熟練のプログラマーは独自のコードを自由に書くことができます。この柔軟性がSAS独自の強みになっています」と述べています。

<Navistarについて>
ニューヨーク証券取引所に上場するNavistar International Corporationは、International(R)ブランドの商業用トラックや軍用トラック、独自のディーゼル・エンジン、IC Bus(TM)ブランドのスクール・バスや商業用バスを生産する子会社と関連会社を傘下に持つ持ち株会社です。その他にもトラックやディーゼル・エンジンのサービス部品を提供する関連会社、金融サービスを提供する関連会社を傘下に持ちます。
同社の詳細については、同社ホームページ(英文)をご覧ください。
www.Navistar.com

<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、80,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

*2016年1月26日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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