新日鉄住金 チタン成型瓦が保育園「こじまこども園」の屋根材に採用
- 新日鐵住金株式会社
- 2016年09月01日
- 13:58
新日鐵住金株式会社(以下、新日鉄住金)のチタン薄板を屋根材に採用した「社会福祉法人こじま福祉会こじまこども園(施主:社会福祉法人こじま福祉会、愛知県豊田市)」が8月31日(水)に竣工しました。チタン使用面積は2,258m2で、新日鉄住金のチタン薄板を、瓦形状に株式会社エムアーキがデザインし、小島プレス工業株式会社(以下、小島プレス工業)のプレス技術と、元旦ビューティ工業株式会社の施工技術により、チタン瓦の開発と屋根工事が進められました。
「社会福祉法人こじま福祉会こじまこども園」は、昭和46(1971)年に設立され45年の長い歴史をもち、園児と地元のお年寄りとの交流が続く、地域に根ざした保育施設として運営されています。
同施設の建替えにあたり、「環境・子供にやさしい施設」にというコンセプトのもと、建物中央部に30m角の芝生広場を設置、建物は小島プレス工業が三重県に保有する山林と豊田市森林組合から切り出した杉を使うなど、人に優しい木造園舎が設計されました。その園舎の屋根に、軽量で安全性が高く、高耐食性能によるメンテナンス負荷軽減、また金属イオンの溶出もないチタンを採用戴きました。
新日鉄住金のチタン素材は建材分野において、「軽量」(比重は、鉄の60%、銅の50%ほど)で「安全・安心」(高所建設作業の効率化・工期短縮、耐震性向上による躯体構造への負荷軽減、環境親和性向上等)に貢献することに加え、すぐれた意匠性や耐変色に優れたチタン素材による「LCC改善」(メンテナンス負荷軽減)を実現しています。今後も、チタン製品の国内外への普及に向け、引き続き努力してまいります。
【社会福祉法人こじま福祉会こじまこども園概要】
所在地:愛知県豊田市
チタン使用部位/工法:屋根/チタン瓦葺き
チタン使用面積:2,258m2
チタン使用量:約8トン
チタン仕上:アルミナブラスト仕上
竣工:2016年8月
設計:株式会社エムアーキ
施工:トヨタT&S建設株式会社&神谷組JV
屋根工事:元旦ビューティ工業株式会社
(お問い合わせ先)
総務部広報センター TEL:03-6867-2977
チタン・特殊ステンレス営業部チタン第三室 TEL:03-6867-5635
以上