近畿大学医学部附属病院(大阪狭山市:病院長 東田有智)は、平成28年(2016年)11月5日(土)に「第2回メディカルラリー選手権」を開催する。
【本件のポイント】
●災害拠点病院である当院救命救急センタースタッフが中心となり、2回目の開催が実現
●熊本地震など、災害派遣医療チーム(DMAT隊)の実体験を、広く共有する機会
●本学医学部および附属看護専門学校の学生が参加して救急・災害現場を学ぶと共に、競技をサポートするボランティアを一般募集することで、災害や事故への理解促進に貢献
【本件の概要】
熊本での地震をはじめ、昨今多発している台風などの自然災害や大規模事故の際に、現地に派遣される災害派遣医療チーム(DMAT隊)の隊員は増え続けている。
メディカルラリーとは、医師や看護師、救命救急士などで構成された医療チームが、制限時間内で設定された疑似医療現場にて、的確な診断と治療を行う競技である。一刻を争う災害や事故現場での治療に向けて、切迫感や緊張感を体験し、その中で正しい判断を学び有事に生かすことを目的としている。
本競技会には、近畿大学医学部および附属看護専門学校の学生で構成される学生チームのほか、地域医療の中核を担う病院の医師看護師と地域の救急救命士からなる計10チームが出場する。また、一般の方からも競技をサポートするボランティアを広く募集することで、災害や事故に備える機会を市民に提供し、地域における災害時の医療レベル向上に貢献する。
■日 時: 平成28年(2016年)11月5日(土)12:00~17:00
■場 所: 近畿大学医学部附属病院
(大阪府大阪狭山市大野東377-2、南海高野線「金剛駅」からバス約15分)
■対 象: どなたでも見学可能(入場無料)
■お問合せ: 近畿大学医学部附属病院 救命救急センター(担当:木村) TEL(072)366-0221
【本件の背景】
昨年度開催したメディカルラリー選手権は、関東のチームも含め計10組が参加し、運営スタッフとしても近畿大学医学部および附属看護専門学校の学生、近隣病院の医療関係者や救命士など約250人が参加した。
「詳細のわからないトンネル事故」「バイクが横転した事故現場」など、5つの疑似ステージをボランティアの協力で再現し、緊張感あふれる現場にて競技が開催され、10チームが競い合いました。熊本地震へ災害派遣医療チームとしての派遣を受け、新たな観点で学ぶ機会を提供する。
【メディカルラリーについて】
メディカルラリーとは、医師や看護師、救命救急士などで構成された医療チームが、救急・災害現場を想定した模擬に対して、制限時間内にどれくらい的確に診断と治療を実施できるかを競うチーム連携競技である。救命救急を専門とする医師、看護師、救急救命士が4~6人のチームを組み、救急現場に出動した想定で、現場の状況を的確に判断し、負傷者の救命を行う。その過程で獲得したポイントに基づき、最優秀チームを決定する。
【災害拠点病院について】
災害拠点病院とは、近隣のエリアで地震・津波等の災害が発生した緊急時に傷病者の受け入れ医療救護班の派遣等を行う病院である。
近畿大学医学部附属病院は、平成8年(1996年)5月に大阪府災害拠点病院に指定された。平成25年(2013年)12月に「救急災害センター」を設立し、平成26年(2014年)10月には大規模災害患者受け入れ訓練を実施するなど、地域の安全に貢献している。
【運営ボランティア募集】
競技会をサポートしてくださるボランティアを、下記の通り募集している。
■日 時: 平成28年(2016年)11月5日(土)9:00~17:00頃
■場 所: 近畿大学医学部附属病院付近
■対 象: どなたでも参加可能
■申込方法: 以下の参加フォームよりご登録ください。
PC用:
https://mailform.mface.jp/frms/2016minamiosaka/m8am71nl10jh
携帯用:
https://mailform.mface.jp/m/frms/2016minamiosaka/m8am71nl10jh
■申込締切: 平成28年(2016年)10月31日(月)
■お問合せ: 近畿大学医学部附属病院 救命救急センター(担当:木村) TEL(072)366-0221
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 広報部
TEL: 06-4307-3007
FAX: 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/