学校法人大妻学院(東京都千代田区)は、2月28日開催の理事会で社会情報学部長の伊藤正直教授を新学長に選任した。就任は4月1日付けで、任期は2017年4月1日から2021年3月31日までの4年間。また、伊藤教授は6月以降、大妻学院の理事長を兼務する。理事長としての任期は2017年6月1日から2019年5月31日まで。
○伊藤正直(いとうまさなお)新学長・新理事長プロフィール
1948年生まれ(68歳)。1971年東京大学経済学部経済学科卒業。1973年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。1976年に同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。経済学博士。
立命館大学経済学部助教授、名古屋大学経済学部助教授、東京大学経済学部教授を経て、2013年4月に大妻女子大学社会情報学部教授に就任。同年6月に東京大学名誉教授。2014年4月から社会情報学部長、現在に至る。
※この間、甲南大学、四日市大学、大学入試センター、琉球大学、武蔵大学、福島大学、日本銀行金融研究所、一橋大学、東京都立大学、岩手大学、早稲田大学、大分大学、北海商科大学、東北師範大学、天津経済社会発展中心、SOAS、El Colegio de Mexico、l'Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales、復旦大学の非常勤講師、併任教授、客員研究員、客員教授も勤める。
研究分野は通貨と銀行、金融政策、国際金融。2016年4月6日には日本記者クラブ(東京・千代田区)で「どうみるマイナス金利」のテーマで会見、金融政策史の観点からマイナス金利を解説し、記者の質問に答えた。
著書・論文は『日本の対外金融と金融政策―1914-1936』(単著、名古屋大学出版会、1989)、『AN INTRODUCTORY BIBLIOGRAPHY FOR JAPANESE STUDIES VOL15, Part1:Social Sciences 2002-03』(Editor, THE JAPAN FOUNDATION, 2006)、『戦後日本の対外金融―360円レートの成立と終焉』(単著、名古屋大学出版会、2009)、『なぜ金融危機は繰り返すのか―国際比較と歴史比較からの検討』(単著、旬報社、2010)、『金融危機は再びやってくる―世界経済のメカニズム』(単著、岩波書店、2012)ほか多数。
『日本の対外金融と金融政策―1914-1936』は第31回エコノミスト賞(毎日新聞社)を受賞した。
所属学会は政治経済学・経済史学会、社会経済史学会、同時代史学会、日本金融学会、地方金融史研究会。
(参考)
・大妻女子大学研究者データベース(伊藤正直教授の研究業績等)
http://www.gakuin.otsuma.ac.jp/teacher_search/teacher/detail.php?id=277
・日本記者クラブでマイナス金利を解説 社情・伊藤教授(大妻女子大学ホームページ)
http://www.otsuma.ac.jp/news/2016/20160408090510
▼本件に関する問い合わせ先
大妻女子大学 広報戦略室
東京都千代田区三番町12
TEL: 03-5275-6159
FAX: 03-5275-6098
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/