立命館大学文学部は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」(平成23年度採択分)の事後評価において、「東アジア次世代人文学リーダー養成のための、日中韓共同運営トライアングルキャンパス」(通称:日中韓キャンパスアジア・プログラム)がタイプA-I(日中韓のトライアングル交流事業)において、2014年の中間評価に続き、採択された10校の中で、私立大学で唯一のS評価(最高評価)を獲得した。
立命館大学文学部の日中韓キャンパスアジア・プログラムは、以下の点で評価を受けた。
1.派遣学生の厳格な選抜、共通カリキュラム、成績の認定、単位の互換、GPA、3大学共通の修了証等を設定、維持していること。また、3大学でアカデミックカレンダーをうまく調整し、3カ国語対応のWeb 履修管理システム上で、いつどこでも履修の登録・確認ができるようにしたこと。また共通シラバスの作成、学生用プログラム手引きの配布、3カ国語の卒論要旨を作成と発表をさせる等、創意工夫に満ちた運営を着実周到に行ってきたこと。
2.学士課程のプログラムとしてはかなり挑戦的なものでありながら、大学全体の着実で組織的な運営で円滑に進めてきたこと。また、キャリア支援も開始し、海外学生の日本での就職を支援し、日本人学生のグローバル企業就職をも実現させたこと。
3.以上の成果は、他大学からも着目され、情報の公開や成果の普及も活発になされていること。
4.目標の達成状況については、魅力に富んだ構想の高い目標が、計画どおり着実順調に進んだばかりか、想定以上の成果が上がったこと。
その上で、3カ国以上の共同教育に対する普遍的なモデルを提供したことは、我が国の大学教育のグローバル展開力の強化に対する貢献として高く評価できるとして、S評価を得る結果に至った。
同大はスーパーグローバル大学(SGU)採択校として、今後も、教育研究のグローバル化を一層、進めていく。
・藤巻 正己(文学部長・教授)のコメント
プログラム参加学生が、「日・中・韓移動キャンパス」での学びを糧にして、新時代にふさわしい感性を磨き、ステロタイプ化された世界観を突破する力を備えてくれることを期待しています。
・上野 隆三(文学部・教授、プログラム責任者、2017年4月1日に文学部長に就任)のコメント
高い評価を頂けたのは、われわれのプログラムが「大学の世界展開力強化事業」の趣旨に最も沿った内容だったからだと考えております。今年度から始まった新たなキャンパスアジア・プログラムでもさらに高い成果を挙げられるよう努力を続けます。
●事後評価結果(日本学術振興会ホームページ)
http://www.jsps.go.jp/j-tenkairyoku/data/kekka/h23/H23_jigo_a110.pdf
▼本件に関するお問い合わせ先
立命館大学広報課 担当:石川、桜井
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