新日鉄住金 チタン薄板がHonda二輪大型スポーツバイクの燃料タンクに採用
- 新日鐵住金株式会社
- 2017年04月19日
- 13:21
新日鐵住金株式会社(以下、「新日鉄住金」)のチタン薄板が本田技研工業株式会社(以下、「Honda」)の大型スポーツバイク最新モデル「CBR1000RR SP」の燃料タンク素材として採用されました。「CBR1000RR SP」はHonda/CBRシリーズの最上位モデルに位置付けられるスポーツバイクであり、徹底した軽量化を図られた最新モデルです。今回、公道用量産車での燃料タンク本体へのチタン採用は世界初となります。
新日鉄住金は、株式会社本田技術研究所にプレス成形性・溶接性・材質異方性等の加工上の課題に対する技術提案を行った結果、新日鉄住金製純チタン1種材(TP270C)の優れた性質が認められ、今般の燃料タンク本体での採用となりました。最新モデルでは徹底した軽量化が図られております。これにより、スポーツバイク特有の軽快感あふれるニュートラルなハンドリング特性にも貢献しております。
またエキゾーストシステムにも新日鉄住金製純チタン2種材(TP340C等)が採用されました。エキゾーストシステム全体での徹底した軽量化達成と共に一層のマス集中化(※)に寄与しております。
(※)マス集中化:重心付近に重量のあるパーツを集めることで軽量化効果と運動性能を最大化させること。
チタンは軽く、強く、耐食性に優れるといった様々な機能のある素材であり、今回この特性を活かして燃料タンク等の軽量化に貢献致しました。当社は機能性のみならず、優美性を備えたデザイニングチタン“TranTixxiiⓇ「トランティクシィ」”ブランドも展開しています。今後も幅広い分野でのチタン材料の適用拡大を進めて参ります。
写真提供:Honda
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